八甲田山麓の温泉の中でまだ入ってなかった温泉。
以前から気になっていた温泉である。
民宿だという建物は何ともB級の味がする。
入り口は玄関ではなく物置みたいな所だ。
「温泉入り口はこちらです」と手書きの看板。
そこを入ると左右には高く積まれた薪。
そこから玄関に入る。
雑多な玄関には80才近いおばあちゃんが一人。
に350円の入浴料を払う。
靴をぬいで廊下を進むと奥に浴室がある。
何だかワクワクしてくる雰囲気。
こんな所に来る人はいないだろう。。。。
貸し切り間違いない!!!
と、思ったら、
先客さんが2人、地元の人のようだ。
浴室は湯気がこもっている。
長方形のお風呂は熱い湯とぬるい湯に区切られている。
どちらにも源泉が勢いよく注がれる。
うっすら白濁した緑色っぽいお湯である。
金気臭がする。
最初の頃のルビナスのお湯に似ている。
洗い場は赤茶色に変色している。
奥の熱い浴槽にすすむとお風呂の底がヌルッとする。
「ウッ!!」
この感触は苦手なヌルリだ。
あわてて露天風呂へ避難。
4、5人が入れる小さな露天だ。
40度くらいのぬるいお湯が掛け流し。
男性風呂との間はスダレが掛けられている。
石で仕切られているが向こうへ行こうと思えば行ける。
お湯は男風呂の方にだけ投入され、
女風呂から放出されている。
こちらのお風呂も石に緑色の苔が生えていて底はヌルリ。
早々に上がる。
良いお湯なのにもったいない。
それでもお客さんは私が出る頃また2人増えていた。
深沢1号泉
ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉(含石膏-芒硝泉)
45.8℃ pH6.75
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