
蔵王温泉には3つの共同浴場がある。
下湯は一番下に位置し、比較的新しい建物である。
また、トイレがあるのはここだけだ。
建物の前にはベンチがあり横には足湯もあるチョットした観光スポット的共同湯だ。
入り口の料金箱に200円入れるシステム。
中に入ると右手に履き物を入れる棚がある。
脱衣所は広くない。
その広さの割には左右にある洋服入れの棚の数が多い。
ガラス越しにお風呂が見える。
木製の浴槽は7,8人入れる大きさ。
カランも何も無い。
雰囲気のいいお風呂だ。

真ん中の柱から勢いよく大量の湯が流れている。
その投入口は硫黄で白くなっている。
浴槽の周りの板も同様だ。
青みがかった白濁の半透明のお湯は硫黄の匂いがする。
熱めのとても気持ちの良いお湯である。
強い酸性の湯ではあるがピリピリしない。
なめると非常に酸っぱいお湯である。
先客さんとも会話がはずむ。
そんな温もりを感じる良いお風呂だ。
土曜の午後、入浴の人が絶えない。
場所的にも人が多いのだろう。
この下湯から2,3分歩くと上湯がある。
両方ともおおみや源泉である。

共同浴場すぐ横にある源泉のモニュメントと足湯。
おおみや3号泉
含鉄・硫黄・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 酸性高温泉
49.7℃ pH1.35
昔々20代の頃、スキーで泊まった時に外湯に入りましたが
3つのうち、どこに入ったのか覚えていません。
でも、お湯はピリリとした透明なお湯でした。
温泉街の真ん中辺だったような記憶が・・・
温泉街の真ん中あたり、中心地で回りはお土産やさんが並んでいます。
その頃の建物はもっと古かったと思います。
私も昔入ったのがどれかわからなかったのですが今回、上湯だと判明。
蔵王の共同浴場はどこもいいですね。
私はもっぱら川原湯を利用しており、
ホームグラウンドになってます。
ただ、この頃は温度調整のための加水量
が多いせいか、前より熱くなくなっています。
私の温泉巡りのスタートは温泉地の共同浴場から始まってますが、温泉の原点が共同浴場にはあるような感じがします。
蔵王の湯がホームグラウンドだなんてうらやまし限りです。
あのお湯の匂いを嗅いだだけで幸せな気分になります。
いつも山の帰りにしか行かない蔵王温泉ですがお湯を目的に行ってみようかな。
究極の一湯ですネ。
今度は米沢八湯か蔵王か?で悩みそうです。
米沢八湯はロケーションを楽しみ、蔵王はお湯を楽しみにぜひ来てください。