大沢温泉からほど近い鉛温泉、藤三旅館と自炊部からなる歴史ある古風な温泉である。
ゆるい坂道を下りていくとおびただしい数の消防車・救急車・パトカーがいる。
見ると火事で全焼した家があった。
前夜サイレンの音がやけに大きく聞こえたのはここだったのだ。
古びた建物を入り、玄関脇の帳場(決してフロントなどという物ではない)で料金700円を支払う。
とっても人のよさそうなおじさんがお風呂の場所を案内してくれる。
混浴の「白猿の湯」は今なら誰もいないかもしれないと。
チャンスとばかりに突き進む。
戸を開けるとはるか下に楕円形のお風呂が見える。
相当なお年のおじいさんが入っていらした。
鉛温泉で立ち湯に入らなかったら来た意味がない。
ここは思い切り勇気をだして入る。
脱衣所は二カ所、簡単なスケスケの格子があるだけだ。
素早く脱いで素早く入る。
深~い!!!
思わず「深い」と叫ぶ。
水深125センチ、私の肩のちょっと下までの深さである。
無色透明の軟らかなお湯はちょうど良い温度だ。
どこにもお湯の投入口が見あたらない。
おじいさんに聞くと底のちょうど真ん中あたりに大きな石が置いてある、そこから湧き出しているとか。
天井が高い!!!
「高~い」と叫ぶ。
すごく高いのである。
一階から3階ぐらいの高さの天井のせいか湯気がこもらない。
まさに名湯である。
夜の7時~8時半までは女性時間になるという。
のんびり湯に浸かりたかったが1人、2人と男性が入って来るのですぐに上がった。
今度は男女別の「桂の湯」に行く。
ここは昨年出来た新しいお風呂である。
脱衣室は明るくきれいだった。
内湯の外には露天風呂がある。
露天は豊沢川に面し10人くらいは入れる大きさの変形の湯船だ。
無色透明のお湯は特徴がない。
かすかに何とも言えない臭いがただよっていた。
これが温泉の臭いなのか他の何かの香りなのかはわからなかった。
こちらも源泉掛け流しのお湯だ。
対岸には建物がないので落ち着く。
男女別はやっぱりいいなぁ~。
他にも男女別の内湯があったがパスする。
外観からと想像するよりずっときれいな館内である。
古い建物はよく手入れされていた。
鄙びたなかなか良い温泉であった。
宿泊してあの深い「白猿の湯」にゆっくりと浸かってみたいものだ。
単純温泉 低張性弱アルカリ性高温泉
50.2℃ pH8.4
勇気を出して良くぞ!
直ぐ脇にあった小さな湯船は入りませんでしたか?
冷たい温泉ですが、長く入るとホンワカとなります。
新しいお風呂も、男性用は露天のさらに下に2人用の極小露天がありますよ。
川が目前ですが・・・女性用にはないですよね。
丸見えですから
自分も以前、水深90cmとか100cmの温泉に入った事ありますが、あれって何の意味あるんですかね?(;^_^A アセアセ・・・
俗に言うと、「立ち湯」って感じでしょうか??あんまり、リラックス出来ないっすよね(^^;)
執念みたいなものですね。
この珍しいお風呂にどうしても入りたい!!って気持ちがそうさせるのでしょうね。
小さいお風呂は見ましたがそこまで移動する勇気もありませんでした・・・・
深いし混浴だし全くリラックスできませんでした。
ただ、入ってみたという感じです。
盛岡から先の八幡平市や松川方面は、場所によっては
圧雪凍結になっています。
朝晩や、日陰などは凍結している可能性がありますので、
車の運転は、十分注意して行ってきて下さい。
最高の雪見露天になりそうですね
感謝です。
夫に十分気をつけて運転してもらいます。
雪見と星見の露天が楽しみです。
行ってきます。
今度からは一部屋で二人でつかおうかなって思うけど、ここはこの値段でもリピートしたい湯。深夜にどうぞ、白猿の湯をのびのび体験してみてください。
あたしはその白猿の向かいの渓流のみえる露天つきのお風呂が一番すき。内湯がもう、浴槽からほれちゃいました。カジカの湯も、シンプルだったけどよかったし。旅館部の湯所だけが、期待ほどでなかったけど。
自炊部万歳!!
私もいつかチャレンジしてみたいです。
一部屋を1人で使ったから割高だったのかな?
私が行ったのは平日でしたので、全部で5100円前後でした
暖房の要らない6月以降なら、かなり安く泊まれます。
それにしても1泊2食つきで5100円、いいですね~。