大沢温泉には近代的な「山水閣」と木造の「自炊部」、そして対岸にある茅葺きの「菊水館」とそれぞれ特徴のある3つの宿からなっている。
前回、日帰りで訪れた時に見た「菊水館」に憧れて予約を入れた。
電話の応対が感じよかった。
一番安い7290円の部屋を予約した。
3時のチェックインより早く着きすぎてしまった「部屋の用意できるまでお風呂にでも入ってお待ちください」とありがたいお言葉。
のんびりと豊沢の湯に浸かっていざ、お部屋へ。
廊下の窓を見ると裏山は雪、茅葺きの屋根からツララが下がっていた。
細い廊下を進むと竹1・竹2・竹3と部屋が並び、左側には共同の洗面所やトイレがある。
トイレはウォッシュレット、電気ストーブで暖められていた。
8畳間の和室は昭和の時代のお部屋のようで落ち着く感じだ。
電灯も昔懐かしい形、電話は黒いダイヤル式、洋服入れなどはなく壁のフックにハンガーを掛けるのだ。
縁側みたいな所に冷蔵庫もあった。
必用最低限の物は全て揃っている。
古いたたずまいだがとてもきれいに手入れされている。
部屋の窓からは対岸の建物や露天風呂が見える。
値段的にあまり期待していなかった夕食。
希望の時間に食堂でいただく。
決して豪華ではないが丁寧に料理してありとても美味しいものだった。
花巻名産の白金豚(プラチナ豚)の味噌仕立ての鍋はことのほか美味しい。
友人の1人は無謀にもこの鍋のお代わりを頼んだが人数分しか用意して無くてお断りされた。
料理は下の画像に煮物とデザートが付く。
私にはちょうどいい量で残さず食べられ、みんなで飲んだ生ビールも美味しくて満足満足。
部屋に帰るとお布団が敷いてありしばし横になる。
菊水館の出入り口は夜の12時から翌朝6時まで鍵をかけられる。
夜は廊下を歩く音が気になり寝付けなかったがいつのまにか朝になっていた。
朝食もみんなで食堂でいただく。
隣のテーブルのおじちゃん達と楽しい会話をしながらの朝ご飯は美味しいものだった。
私はこの菊水館がすっかり気に入ってしまった。
今度は家族を連れてきたいと思う。
ここの従業員の方々が皆感じよく温かい。
旅館は人だと常々言っているがまさにその通りだと思う。
何だか7290円で申し訳ないような宿だった。
あたしも銀山の藤屋の2階に泊まった時はミシミシがうるさくて、ねむれませんでした。
3階にとまりなおしたら、おっけ~だったけど。耳栓大事だよなあ。
食事も七千円台とは思えないくらいですね。
お気に召したようで、我が事のように嬉しいです^^
大沢温泉全体の従業員さんの「ほのぼのとした人当たりの良さ」は、何十年と変わっていませんよ~。
今まで自炊部に50泊以上はしていると思いますが、全然昔と同じです。
「なはん」の方言は聞かれなくなったけど
もーいーくつ寝ーるーとー「峡雲荘」ですね
耳栓という手もありましたか・・・
すごい!!
人当たりの良さは昔からの伝統なのでしょうか。
すばらしい宿です。
もう、3つ寝ると峡雲荘
楽しみです。
関東は人間が源泉掛け流しで溢れ
仕事がさばけず、温泉に行けません^^;
しばらくはお仕事頑張ってください。
代わりに私が入ってきますよ。