大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

ツリーハウス

2009-07-12 | 日記
おとといはノースリーブを着てソフトクリームを食べ、昨日今日はセータを着て
薪ストーブの前でレースを編む。刺激的な毎日。
(おっ 忘れてた・・・)冷蔵庫の隅から土付きラッキョウが2袋出てきた。
塩水を作ってその中に土ごと入れてかき混ぜてしばらく置く。皮がつるりと剥ける。
まずは5-6%の塩で下漬けしてから瓶にいれ酢を注いで、これで半永久保存。
食べやすい味付けにするとあっという間になくなるがこれはかなりしょっぱ
酢っぱなので毎日の食卓のいろいろなアクセントに刻んで少しずつ使う。
特に暑い日は1個をガリっとかじると細胞がピキーッとなり一日元気をもらう。
いちにち一個の梅干しとラッキョウは夏の力だ。
売れ残った傷みだらけの青梅を、あきらめずに傷んだところを削り剥き身にして瓶に入れ蜂蜜を注いだら
翌日には梅のジュースが出来た。本当に美味しくて、なーんだこれでいいんだーとバカ嬉しくなる。
この年になると、能書きを読んで事に当たるというのが面倒でつい自分勝手に思いつくままやってみるが
だいたいのところ、支障はない。今まで抱え込んでいた自分の中の常識が壊れていく。
 横浜から来たみえさんが長沼温泉に長期滞在しながらお隣のカヌー工房でカヌーを作っている。
街の暮らしで疲れた心と身体をこの山の裾にゆだねて過ごしているうち2ケ月過ぎた。
工房の片隅の畑に自分用の野菜の苗を植え、豆を蒔き、食料自給にも目覚め、気付いたら
カヌー工房の一角の大きな木の上に平山さんがツリーハウスを作り、みえさん七夕の日に引っ越してきた。
物を持たず寝袋で眠り キャンドルの灯りで暮らす。無邪気な子供に戻っていくみたいだ。