大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

豆刈り日和

2013-11-26 | 日記
土曜日快晴、絶好の豆刈り日和。
豆を隠すようにピンとそびえていたひえが、夜の冷え込みで心なしかうなだれてきて
その下の大豆が茶色の姿を現わした。
ひえだらけの大かぶ豆畑を国道を通る知り合いや隣近所の人が、
(だいじょうぶか?あの草の中に豆はあるのか?雪が降る前に終わるのか?)などと
ナニゲに気にかけてくれているらしい、、、と小耳にはさみ、苦笑い。
みんなよく見てくれてるんだなー、、、、と。
自分は夢中で目の前にあることやっているだけだから気付かなかったが
 青い帽子をかぶった豆の山が23個になった。
半分過ぎた辺りから 突然進み方が一気に早まった。。。様な気がする。。。
そして、刈払機で一列づつ豆を刈っているチョンスの後ろ姿がまるで別人に変化している。
8月に来た時、ほっぺたも体も丸丸とした100kの巨漢で、ドシンドシンと関取歩きだったチョンス。
淡々と豆を刈り続けていつの間にか頬の肉が削げ落ち、89kの面長男と化した。 飯は遠慮なしに食っている。
豆畑がチョンスの体と心の余計なものを少しづつ取り除いているのかな・・・・・・



秋の大忙し

2013-11-26 | 
大豆刈りがまだ半分残っているが『午後から雨』の予報で急きょ白菜収獲に変更。
朝、夫とチョンスがはるか農園で大根200本抜いてきたのを軽トラの荷台から下し、
まずは腹ごしらえ、という時「こんにちは~!」と森の妖精みたいなEちゃんが
ターシャ婆さんのような長いスカートにグリーンのスカーフをなびかせて入ってきた。
「Eちゃん!いいとこ来たよ、ご飯食べて白菜収獲行こう!」 と誘い込む。ひひひ
「スカート汚れるからモンペ貸す?」「大丈夫、これで行く」「じゅあ、この長靴はいて」
伊藤さんの広ーーーい白菜畑に女4人が鎌や包丁を持って分け入り、固く巻いた
丸々と美味しそうな白菜の根元を土から切り離す。
チョンスが淡々と一輪車でそれを集めて軽トラに並べていく。
その横では伊藤さんが大量のごぼう収穫に精を出している。
毎年毎年こうして育ててもらった野菜を仕入れて大きなかぶが生きている。
とても自分で何もかもは出来ない。ほんとうに、心の底からありがたやありがたや。
150個収穫させてもらって、スタコラ家に戻り、前日に夫がこしらえた3段の棚に並べる。
そのあと、200本の大根を保存するために、葉を切り離してから米袋に入れて積んでいく。
やり切ったころ、ちょうど日が落ち真っ暗となり、皆の顔はほころぶ。
とたん、雷が轟き大雨となる。 絶妙だな。


 大根はジアスターゼという消化酵素を含み、いくら食べてもあたりません。
それで、あたらない、ヒットしない役者のことを大根役者と言うのだそうです。知らなかった。。。。
白菜はほとんどが水分で栄養価が高いとはいえず、胃の守り神のような顔をしているキャベツほど
目だちません。しかし、良質の植物性たんぱく質を持ち、さらに特徴的なのは低カロリー。
鍋もの、漬物で山ほど食べても太らない手近なダイエット食品と言えます。
飽食の時代の健康野菜として、肥満防止にもってこい。