母屋で迎える3度目の冬。
最初の年は、今までの倉庫の暮らしに比べたら雲泥の住環境ということで
「まるで人間になった気分~~」 というくらい緊張感ゆるみ 何の不満もなく過ごした。
家の中にいると外の木々や川から聞こえてくるはずの情報が遮断され、それがかえって不安に
もなった。 台風の時川をころがって流れる石の音が聞こえない。 大雨が倉庫のトタンをたたく
音や風がその雨とぶつかって生まれる一瞬一瞬の音の変化でいろいろなことをキャッチしていた。
今にしてみればその緊張感は、おおげさでもなんでもなく、生きている最高の実感というもののような気がした。
しかし、そのことはすぐに忘れ、次の冬には母屋の断熱の甘さで隙間風がやけに気になる。
1階はきちんと断熱してあるが 2階は自分が素人考えでやった魚箱の発砲スチロール断熱なのでお粗末極まる。
しないよりはマシって程度で、タイちゃん家のスウェーデンハウスやえりちゃん宅の何百ミリの断熱材の効果をあえて意識して
体感するようになると「だめだこりゃ」と大真面目に次の手を打つ決心が強く湧き上がる。
その年はとりあえずビニール張ったりカーテンしたりで1階の熱を2階に逃がさない工夫に燃える。
そして、3度目となる今年の冬。
毎年思っていたがやれなかったコーキングを外廻りから決めた。農作業の合間、秋の終わりの暖かい日の数時間を逃さず、
窓枠周辺のモルタルの亀裂の隙間をくまなく埋めた。 窓ガラスの隙間もこまめにコーキングした。
これはかなりの効果で、エッヘンと胸を鳩にして何気なくこれみよがしに妻の功績を夫にアピールするが、無視される。
夫は設計図から始まって資材や工法等をこれでもかこれでもかと吟味し ようやくとりかかるタイプだが
妻はあるもので行き当たりばったりに 今の最高を目指してすぐやるタイプ。だから妻の最高傑作は夫からすれば駄作愚作。
妻から見たら、(まったくいつやるのさ。やるなら今でしょ!)とじりじりすること常だが、
夫にしたら (ようやくやろうとおもったら、おまえが勝手にこんなもんでこうしてしまって、、、)とぶぜんとすること常、かもしれず、、
言葉を用いての打ち合わせ等はよけいにすれ違いを深めること多く、出来る限り全身の触覚を駆使しての日常だから
今までどおりに自分勝手におもいきり生きて、迷惑夫にいっぱいかけて。ああ、おもしろかったー!ちゃんちゃん。って逝こっーと
最初の年は、今までの倉庫の暮らしに比べたら雲泥の住環境ということで
「まるで人間になった気分~~」 というくらい緊張感ゆるみ 何の不満もなく過ごした。
家の中にいると外の木々や川から聞こえてくるはずの情報が遮断され、それがかえって不安に
もなった。 台風の時川をころがって流れる石の音が聞こえない。 大雨が倉庫のトタンをたたく
音や風がその雨とぶつかって生まれる一瞬一瞬の音の変化でいろいろなことをキャッチしていた。
今にしてみればその緊張感は、おおげさでもなんでもなく、生きている最高の実感というもののような気がした。
しかし、そのことはすぐに忘れ、次の冬には母屋の断熱の甘さで隙間風がやけに気になる。
1階はきちんと断熱してあるが 2階は自分が素人考えでやった魚箱の発砲スチロール断熱なのでお粗末極まる。
しないよりはマシって程度で、タイちゃん家のスウェーデンハウスやえりちゃん宅の何百ミリの断熱材の効果をあえて意識して
体感するようになると「だめだこりゃ」と大真面目に次の手を打つ決心が強く湧き上がる。
その年はとりあえずビニール張ったりカーテンしたりで1階の熱を2階に逃がさない工夫に燃える。
そして、3度目となる今年の冬。
毎年思っていたがやれなかったコーキングを外廻りから決めた。農作業の合間、秋の終わりの暖かい日の数時間を逃さず、
窓枠周辺のモルタルの亀裂の隙間をくまなく埋めた。 窓ガラスの隙間もこまめにコーキングした。
これはかなりの効果で、エッヘンと胸を鳩にして何気なくこれみよがしに妻の功績を夫にアピールするが、無視される。
夫は設計図から始まって資材や工法等をこれでもかこれでもかと吟味し ようやくとりかかるタイプだが
妻はあるもので行き当たりばったりに 今の最高を目指してすぐやるタイプ。だから妻の最高傑作は夫からすれば駄作愚作。
妻から見たら、(まったくいつやるのさ。やるなら今でしょ!)とじりじりすること常だが、
夫にしたら (ようやくやろうとおもったら、おまえが勝手にこんなもんでこうしてしまって、、、)とぶぜんとすること常、かもしれず、、
言葉を用いての打ち合わせ等はよけいにすれ違いを深めること多く、出来る限り全身の触覚を駆使しての日常だから
今までどおりに自分勝手におもいきり生きて、迷惑夫にいっぱいかけて。ああ、おもしろかったー!ちゃんちゃん。って逝こっーと