戦後、西洋栄養学が振蕩し、動物性食品、砂糖の消費量が大幅に多くなり、それに伴い
生活習慣病を初め、ガン、躁うつ病などがうなぎ登りで増えています。
この二つの病気も、最近増えているそうです。
痙攣性発声障害
声は、肺から排出される空気が声帯にぶつかり、声帯が振動して発声されます。
しかし、痙攣性発声障害の人は、声帯が固く閉じたままで開きにくいため発声が出来づらい
病気です。特に緊張したり、大きな声を出そうとすると、声が震え、話が詰まって会話が
スムーズにできません。
接客業など、人とよく会話する職業にかかわる人に多くみられるようです。
一色教授は、ナゼ声帯が固く閉じて開かないかは解っていない。だから、声帯が固く閉じて開かないのは自然に治ることは
ないから、なるべく早く手術して、声帯が動くようにしなければならないと伝えていました。
真の原因は動物性たんぱく過多
穀菜食から見ると、動物性たんぱくを摂りすぎ、タンパク中の非イオン化Naと非イオン化Caの蓄積で声帯の周りの軟骨、
筋肉、靭帯、および声帯自体も固く弾力を失って、声帯の開閉がスムーズにできなくなっています。
したがって、動物性食品を食べないようにし、動物性たんぱくを溶かす、緑黄野菜、細胞を緩める豆腐、外芋、ジャガイモ
などカリウムを多く含む食材を摂り、生姜湯シップ、生姜油のすり込みを行えば軟骨、筋肉、声帯の弾力を取り戻すと、
正常に会話できるようになります。
リューマチ、膠原病、筋骨化症、O脚、変形性膝関節炎など軟骨、筋肉、靭帯などが非イオン化ナトリウム、非イオン化
カルシウムで硬くなった人が穀菜食で回復されています。
くる病
くる病は、骨の成長が進まない病気で、ビタミンD不足で腸においてカルシウムの吸収が悪くなるのが原因です。
なぜカルシウム不足になるかと言えば、母乳だけで育てると免疫力を高める効果があるけれど、ビタミンDに関しては
不足しています。
くる病は、動物性たんぱくを摂りすぎ、しかも、野菜、海藻、果物など陰性食品が比較的少ない時に発症します。
そこに、日照不足が重なると発症の確率は高くなります。北欧にくる病ば多いと聞きますが、肉食で冬の日照時間が
極端に少ないから理解できます。それでもくる病の人は一部の人です。
母乳育ちでくる病になるとすれば、妊娠前から妊娠中、授乳中の母親が動物性たんぱくを摂りすぎ、野菜不足、
運動不足が原因です。
くる病の治し方、予防対策
玄米粥、うどん、ほうとう、冷麦、そうめん、マカロニ、パスタ、オートミール粥、リンゴのくず練など陰性な主食、
そして、中庸の条件を維持しながら、リンゴを多く摂り、タンパクを溶かす必要があります。
副食は、緑黄色野菜、海藻、豆腐、ジャガイモ、里芋などの中から自分に合う食品を適せん摂ることが大切です。
予防対策は、中庸の条件を維持できる範囲以内であれば、主食中心で根菜、緑黄野菜、海藻、豆腐、ジャガイモ
なども摂ってください。