大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

菌は神様

2015-02-10 | 食生活
 
 そもそも菌などを悪いものと捉える事が間違っています。自然栽培をすると、タネが土の中
の微生物と会話をしていることがわかるそうですが、土の中にいる微生物は、屍骸や根っこ
などの有機物を分解して、ミネラルや窒素に変えていき、土の中に空気を入れ込んだりします。
つまり植物に対して重要な役割を担っており、農薬を使って、肥料をまいて土が酸性になって
しまった土地は、酸性で微生物が減ってしまったために土が硬くなっているのです。
 
 土に触れるということは、おそらく土の中の微生物に触れるということです。「身土不二」と
いう言葉がありますが、身体と土の2つでなく、1つなのです。人間の身体と土地(環境)は
切り離せない関係にあるということです。人間も体内にも微生物がいますし、微生物によって守られています。これは
病気でも同じことで、必ず食と水、空気、そう言うものを考えないと病気はよくなりません。

 ある一家はお子さんが一人いて、その子が東京で裸足になれない子だった。いわゆる”清潔病”であり精神科にかかると
脅迫性障害と診断されます。しかしそのあと、自然農法に触れ、みんなで宴会をやったり遊んだりしているうちに、どんどん
子供のテンションが上がってきた。その子が裸足で畑の中を走り回りだす。
お母さんが「東京にいた時を全然違う。信じられない」と泣き出す。土にはそういうチカラがあるのです。家庭菜園をやるのも
重要なことですね。

自分で植物を育てると良い野菜と悪い野菜の見極めができるようになりますよ。やはり知識として知っているだけではダメで、
作ってみると良い野菜はどのようなものかがわかってきます。くる。スーパーでもやたら大きくて、緑の濃い野菜がいいと買う
ことがあったとしても、自分で野菜の緑が濃すぎるのは栄養(肥料)の与えすぎなのです。人で言うと肥満なのです。
緑色の野菜の緑が濃すぎるのはむしろ不自然なのです。
「野菜の色が濃ければ濃いほど、栄養価が高い」という偏った話は、どれだけ世の中に害毒を流したかわかりません。

化学肥料、有機肥料の与えすぎで、窒素肥料過多の野菜は硝酸態窒素が含まれると、血液中の鉄分と結びつき、鉄分が
毛細血管まで酸素を運んでも、酸素w離す作用を起こさせないので、身体の細胞は酸素欠乏を起こすのです。
過去に、離乳食のほうれん草で赤ちゃんが死んだこともあります。

濃い色の野菜は、美味しいは嘘です。