大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

桜始開

2015-03-22 | 日記
第十一候
  桜始開 さくらはじめてひらく

  桜が咲き始める時期
 新暦 三月二十六日~三十日

 夢見草  ゆめみくさ

 ☆ 

 ようやく桜の季節がやってきました。
 桜は、「夢見草」という異名を持っています。昔の人にとっては、夢ははかないもの。
桜も、はかなく散っていくから夢見草と言ったのだそうです。
 でも、現代の私たちからすると、夢を重ねながら眺める花。
夢見草という名がぴったりですね。
 ふんわりと開きていく夢見草。「桜始開」も、「咲」ではなく「開」を用います。

  〇 辛夷  こぶし

 桜の花は、種まきの目安にされました。ただ、桜の咲くのが遅い北国では、「辛夷」の
花を目安としたそうです。辛夷のことを「種まき桜」と呼ぶことからも、それがうかがえます。
 辛夷とそっくりな白木蓮も咲き始める頃。辛夷の方が小ぶりで、花の付け根に小さな葉を
つけています。どちらも、葉に先立って、白い花が灯りをともすように開き始めます。

知っておきたい暦の常識
【朔(さく)】
太陽と月が同じ方向に位置することで月は見えない。今日では新月と表現している。
旧暦では各月の第一日目になり、朔日(ついたち)ともいう。朔日を推定するには、
三日月を観測すれば、おおよそ、その二日前が太陽と月が同じ方向にある朔であった
と知ることができる。


「老人海外協力隊」 スイスへ

2015-03-22 | 日記
2ケ月半の『老人海外協力隊』としてスイス任務を終え、3月1日無事我家に戻ってきた。
家の中が果たしてどんな状況になっているのか。。。。。と言う事だけが恐ろしかったが
腰が抜けるほど仰天するような事態にはなっておらず、ひとまず安心。
台所の周辺も自分が居る時よりもよっぽどすっきりと片付いている。
それは、近くに住むななちゃんが『大かぶ協力隊員』として 配達の荷造りや昼ご飯の
支度、生ごみ処理に至るまでなどを担ってくれてこうなっていたのだ。 ありがたや!!
チョンスも 理不尽な親方に耐え 2つ目の春を迎えられたことはヨロコバシイ限りだ。

娘が妊娠したことを報告してきた去年の春頃は(え?赤ちゃんが来た?!)と言う感じ。
娘の食生活や電磁波まみれの暮らしぶりを垣間見ていた限りでは、内心(ここに来るってよっぽどのうっかり者だろう、、)
12月8日夜、長沼温泉の帰り道、婿さんから「今入院」のメール。 空に大きな月が煌々と照っていた。
「満月だ。産まれるな。。。」 毎年山羊の出産をみてきた夫が自信ありげに言う。日本は夜だがスイスはまだ昼だよ。。。
で、予定日より一週間も早く、その朝 陣痛が来て昼の2時に医者も間に合わず、しゅるっと出てきた。満月も肩すかし。
だから、22日に娘の家に到着した時点で 赤ん坊の世話のシフトはほぼ確立されていた。
母親は 3時間置きに腹をすかせて泣く赤ん坊の「乳」の製造と供給係り。任務とはいえよく食べる。
父親は 授乳のあとのゲップをさせ、オムツ(紙)を換え、風呂入れの係り。 本気のやる気で手際が良くて笑っちゃう。
育児書等の一切は無く 疑問にはすべてグーグルが応えてくれていた。 時代の変化に目がくらむ。
そんな訳ではるばる空をぶっ飛んできたバアサンの任は言わずと知れた「台所係」。
うまい乳の製造をめざしいざ奮闘開始。
         次週につづく


生命力を育むおやつの提案

2015-03-22 | からだ
 
 今気がかりなのは、見た目に美しく、味覚を楽しませるリラックスおやつばかりがもては
やされいることです。さらに、朝から食事代わりにチョコレートやケーキを食べさせる家庭も
あると聞きます。そんな食生活で、これから先80年、90年と健康で活躍できる人間が育っ
ていくでしょうか。
 子供たちの心身にひずみが生じているとしか思えないような事件が次々と起きています。
これらのひずみは、自然の営みや法則を無視した食材選びや調理の仕方、食べさせ方に
あるのでは・・・・・。半世紀にわたり、食と人と病気の関連を見てきた私の実感です。
 一生の中で、心身の発育成長のもっとも著しいのが3歳ごろから10代前半。人生の基礎固め
の時期ともいえます。家を建てるときにどっしりした基礎工事が不可欠なように、心もからだも健全に育つような中身の
おやつを心がけてあげてください。
 おやつ作りで提案したいのは、まず、その食材と仲良くなり、友達になってほしいということです。それから、いちばん
美味しい味を引きだす方法と仲間を探します。塩やドライフルーツやナッツ類、それに天然果汁や粉たち。台所にある
全ての食材と、オーブンやフライパンなどの調理器具たちも総動員させれば、素晴らしいワルツの誕生!
この食材が無ければ、この道具がないから作れないといったことはありません。あとは、お母さんの知恵のスパイスが
あればOKです。
 洪水のように押し寄せる情報に、現代のお母さん方の本能はすっかり雲らされています。反対に、子供たちの本能は
生き生きとしていて、自然からのメッセージを素直にキャッチ。小さければ小さいほど、より自然的なものを要求してきます。
その要求こそ生命力の表れだと思うのです。
 医学の父ヒポクラテスの言葉に「病は人がつくり、その歪みを自然が癒す」とあります。子供たちの未来が健やかなものに
なるためにも、見えない自然のひみつに目を向け、自然に則った生き方や食べ方を見つめなおして欲しいと願います。
                                 大森一慧著「体の自然治癒力を引き出す おやつ」から