人の絆
2015-06-01 | 日記
家の前の砂利道の両脇に イタドリがワサワサと茂って来た。
ひと雨ごとにグンと伸びる。 生垣のようにイタドリが成長したらもう初夏だ。
東京のまみちゃんが2歳半の萬司を連れて遊びに来た。
独身の頃は気ままに度々来ていたが、結婚・妊娠・出産、そして仕事をしながらの子育てなら
北海道に2歳児を連れて来ることは道中を想像しただけでクタクタであきらめていた。
しかし、今回北海道行きを決心。 心配したお母さんの由美子さんが孫可愛さで同行してくれた。
萬司は飛行機の中で、着陸までまみちゃんの膝でぐっすり眠り、大人たちの心配は覆された。
途中、アウトレットのレラでママ達がお買い物の間、キッズコーナーで私がお守役。
産まれたばかりの時会ったきりで、そのあとは4月に東京に行った時、初めてちょっと話をした程度の関係だから
2歳児は59歳児とのデートに果たして、イッタイゼンタイ、どんな化学反応を起こすのか、、、ちょっと不安、、、、
しかし「ママ行ってらっしゃい」とあいさつした後は、滑り台で飽きずに30分以上遊んだ事にまみちゃんは驚いた。
しかも、車にケイタイ忘れた私の手を引いて駐車場まで付き合ってくれ、「有ってよかったね」とねぎらってくれ
家に着いて犬たちのペロペロ大歓迎を受けても動じず、すっかりなじんで その事にも まみちゃんはまた驚く。
まみちゃんが由美子さんのお腹の中にいた時、私が由美子さんの会計事務所に勤め始めた。
事務所のビルの2階にひとりで住んでいたから、まみちゃんのお守や保育園の送り迎えも当たり前のようにしていた。
結婚した後も息子と娘を保育園に預けて10年働いたが、まみちゃんはうちの家族の中で長女の役割を担っていた。
休みの日はたいがい自転車の前に息子を乗せ、後ろにまみちゃんを乗せ、娘をおんぶして 近くや遠くの公園をハシゴして遊んだ。
さすがに中学生くらいになると寄り付かなくなり、まみちゃんが高校生になった頃 私がヤマギシの村に参画した。
突然自分に黙って遠くに行った私を思い出しては大粒の涙をボロボロこぼしては泣いていた、と後から由美子さんに聞かされる。
その時にはお互い笑っていたけれど、そのまみちゃんを見守っていた由美子さんの気持ちが今なら痛いほどわかる。
『ちゃあちゃん』とまみちゃんは私を呼ぶ。産まれて物心つくころから今もそう呼ばれている。今回 萬司も『ちゃあちゃん』と私を呼んだ。
夜、車で出かけるときに、犬に挨拶したかったのにできなかった事を悔やんで大泣きをした。車の中でずっと大声で泣き続ける。
まみちゃんがその萬司の背中をとんとんと叩きながら「そうか、そうか、そうか、、、」と萬司の気持ちに寄り添ってうなずいている。
その横顔を見た途端、自分の中からまみちゃんと過ごした日常の一場面一場面が甦り、涙が溢れそうになった。
まみちゃんと、まみちゃんの家族がいつも私に寄り添っていてくれたから今の自分が在ることに気づかされる。
事務所で仕事していた時、わがままばかり言い通して、まみちゃんのパパとママをどんなに悲しませたことだろう。
自分の力で生きているような気になって、なんて傲慢だったんだろう。恥ずかしくて泣けてくる。
自分のために泣いてくれる人の尊さ愛おしさに今頃気づく。
ひと雨ごとにグンと伸びる。 生垣のようにイタドリが成長したらもう初夏だ。
東京のまみちゃんが2歳半の萬司を連れて遊びに来た。
独身の頃は気ままに度々来ていたが、結婚・妊娠・出産、そして仕事をしながらの子育てなら
北海道に2歳児を連れて来ることは道中を想像しただけでクタクタであきらめていた。
しかし、今回北海道行きを決心。 心配したお母さんの由美子さんが孫可愛さで同行してくれた。
萬司は飛行機の中で、着陸までまみちゃんの膝でぐっすり眠り、大人たちの心配は覆された。
途中、アウトレットのレラでママ達がお買い物の間、キッズコーナーで私がお守役。
産まれたばかりの時会ったきりで、そのあとは4月に東京に行った時、初めてちょっと話をした程度の関係だから
2歳児は59歳児とのデートに果たして、イッタイゼンタイ、どんな化学反応を起こすのか、、、ちょっと不安、、、、
しかし「ママ行ってらっしゃい」とあいさつした後は、滑り台で飽きずに30分以上遊んだ事にまみちゃんは驚いた。
しかも、車にケイタイ忘れた私の手を引いて駐車場まで付き合ってくれ、「有ってよかったね」とねぎらってくれ
家に着いて犬たちのペロペロ大歓迎を受けても動じず、すっかりなじんで その事にも まみちゃんはまた驚く。
まみちゃんが由美子さんのお腹の中にいた時、私が由美子さんの会計事務所に勤め始めた。
事務所のビルの2階にひとりで住んでいたから、まみちゃんのお守や保育園の送り迎えも当たり前のようにしていた。
結婚した後も息子と娘を保育園に預けて10年働いたが、まみちゃんはうちの家族の中で長女の役割を担っていた。
休みの日はたいがい自転車の前に息子を乗せ、後ろにまみちゃんを乗せ、娘をおんぶして 近くや遠くの公園をハシゴして遊んだ。
さすがに中学生くらいになると寄り付かなくなり、まみちゃんが高校生になった頃 私がヤマギシの村に参画した。
突然自分に黙って遠くに行った私を思い出しては大粒の涙をボロボロこぼしては泣いていた、と後から由美子さんに聞かされる。
その時にはお互い笑っていたけれど、そのまみちゃんを見守っていた由美子さんの気持ちが今なら痛いほどわかる。
『ちゃあちゃん』とまみちゃんは私を呼ぶ。産まれて物心つくころから今もそう呼ばれている。今回 萬司も『ちゃあちゃん』と私を呼んだ。
夜、車で出かけるときに、犬に挨拶したかったのにできなかった事を悔やんで大泣きをした。車の中でずっと大声で泣き続ける。
まみちゃんがその萬司の背中をとんとんと叩きながら「そうか、そうか、そうか、、、」と萬司の気持ちに寄り添ってうなずいている。
その横顔を見た途端、自分の中からまみちゃんと過ごした日常の一場面一場面が甦り、涙が溢れそうになった。
まみちゃんと、まみちゃんの家族がいつも私に寄り添っていてくれたから今の自分が在ることに気づかされる。
事務所で仕事していた時、わがままばかり言い通して、まみちゃんのパパとママをどんなに悲しませたことだろう。
自分の力で生きているような気になって、なんて傲慢だったんだろう。恥ずかしくて泣けてくる。
自分のために泣いてくれる人の尊さ愛おしさに今頃気づく。
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