大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

ちょっと一息

2019-10-07 | 日記
大雨がザンザン降り、朝露が残っている時間に刈り進めていた小豆は
一旦中止。あと一息なのに、、、
「おい、十勝川温泉行くぞ。」(は?こんなに朝早く出発かい?)
家のすぐ近くに入り口が有る道東道に初めて乗った。
帯広まで2時間。早!!料金軽で3000円、ぎょぎょ!!
十勝川温泉の標識を曲がるのかと思えば、、、目的地は別だった。
農業機械の展示会場に直行。(なああああああんだ、、そういうこと)
いそいそと車から降りていく夫。妻編みかけの靴下を出して編む。何か怪しい匂いがしたから準備万端。
他にも読みかけの本数冊持って、どれだけ待たされようが心は不動。過去の苦い経験データが活かされる。
1時間後掘り出し物有ったのか無かったのか、、、「さあてどこ行きたいかな?」と聞かれた。
すでに十勝川温泉は記憶にございません状態。「ここまで来たなら、山奥のトムラウシ行ってみたいな。。」
「1時間40分か、遠いな。よし釧路に行こう」(え?、、釧路まで2時間半ってグーグル言ってますけど、、)
狭い車内でずっと高橋真梨子とクラッシックを交互に掛けながらご機嫌に運転していた夫。
突然都はるみに切り替えた。妻が好きなはるみちゃん。一応気ー使ってるんだな。。と深読み。お構いなく。
夫、小学校から高校、そして大学卒業後37歳まで暮らした愛着の有る釧路。小学校は閉校していた。
その前にある老舗のそば屋で蕎麦をすすりながら、「この蕎麦屋の庭で遊んだ」と遠い目で言う。
大大大好きな和商市場で大大大好きな魚を買って、超ご機嫌な夫。(良かったんでしょ、楽しくて)
しかし、釧路から長沼ノンストップで走れば3時間半の時代が実現している。驚異だ。
一生に一度しか通らない人もいるだろうこの道を、今日この日の私のために作ってくれた人たちがいる。。
山の中を掘って掘って、トンネルだらけの道東自動車道を体感したのが冥土の土産だな。。。