大牟田で25日、第9回平和コンサート「海をこえ とどけ平和の琉歌」が開催されました。会場ではフィリピンの台風被災者支援の写真展・募金活動もあっていました。
アジアの海は境界や諸島の領有権を巡って緊迫した対立が目立つ中、
会場には大牟田、みやま、沖縄・宮古、中国、ベトナム、タイ、フィリピンの市民が集いーーそれぞれの伝統音楽や踊りを披露。盛んな拍手に交じって、似たような楽器があるね!口琴はアイヌの楽器じゃなかった?きれいな衣装ね!等感激の声が聞こえます。
音楽文化交流は世代を超え、国境を越え、皆の心を開き、平和の尊さを教えてくれます。
第2部は中国の国宝級の芸術家・江舟さんの古筝、周暁丹さんの揚琴。その素晴らしさに会場はシーンとなって聞き惚れてしまい、終わったら我に返り~終了を惜しむかのような~拍手喝采でした。
そして神田陽子さんー宮崎滔天の講談。最初から面白くて笑い通し。
滔天が恋人(後の妻)のもとに通われる段など、まったくロミオとジュリエット。
連続笑いの中に宮崎兄弟の活躍ぶりが語られ、あらっと思ったらもう終わりでした。
本当に語れば2時間は超える講談。45分ぐらいに短縮してのお話でしたから仕方ありません。次回をお楽しみ!です。
ところで、その日の西日本新聞にはNHK朝ドラ「花子とアン」の中に出てくる<腹心の友>とは歌人・柳原白蓮のことで、その白蓮の「駆け落ち相手」が宮崎龍介と、チラッと書かれています。24日の西日本新聞「気流」欄には「白蓮は、龍介の父・滔天が孫文を支援した縁で、中国に国賓として夫婦で招かれ、毛沢東や周恩来と会っている。」と紹介されています。宮崎龍介とは宮崎滔天の息子なのです!
講談を聞いて、NHKの朝ドラに続く「ご縁」を感じられた方もあったと思います。
以下、2014年5月25日 西日本新聞・川上弘文「柳原白蓮と村岡花子」です。