6月23日は「沖縄慰霊の日」でした。「太平洋戦争末期の沖縄戦で、組織的戦闘が終結」した日にちなむものです。
沖縄・糸満市・平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われました。沖縄の方々の声を聴きますと、今も沖縄の戦争の悲劇は続いています。
福岡、大牟田の大空襲に見た戦争の悲劇とともに、国内で唯一、住民を巻き込んだ大規模な地上戦が行われた沖縄戦の悲劇も、
もとはと言えば、1937年7月7日の中国・北京・盧溝橋事件が発端です。「一発の銃声」から始まり、日中戦争、太平洋戦争へと拡大しました。
戦後は、この戦争の教訓を忘れてはいけないと、各地で「日中不再戦の碑」が建立され、7月7日には祈念の行事などが取り組まれました。
碑は太宰府の観世音寺、熊本・荒尾小岱山、京都・嵐山公園、大館市花岡、中国杭州・西湖等に今もあります。
大牟田では日中友好協会が毎年「7・7日中不再戦のつどい」を開催されています。政府間の激しい対立の下、尖閣諸島を巡って漁船と監視船の対立、軍船団の出動の動き、空の領空「侵犯」、軍事演習のエスカレート。庶民には戦争の危機を感じさせる状況の中、集会は開催されます。戦争を食い止めることが何故できなかったのか、歴史的反省を今一度思い起こし、不再戦の立場を新たに学びます。
「2014年度7・7日中不再戦のつどい」
開催日時:7月6日13時から15時 場所:新栄町「えるる」
講師:中村 元気(福岡市日中友好協会会長)