今回の章では「G8 認知症サミット後継会議」で大谷さんが報告された大牟田での取り組み~「安心して徘徊できる町」づくりについて書かれています。
すでに8000人を超える小中学生の参加があった「絵本教室」。認知症への理解を促す活動です。その後のアンケートで寄せられた「自分たちの身近にいるお年寄りの方々に沢山声かけて、笑顔で過ごるような場所をつくりたいと思いました」という感想。こうした思いを実践するように、2008年にはグループホームのお年寄りとの交流が始まっています。延命中の体育の時間、生徒たちが考案したお年寄りも楽しめる体操やレクレ―ションで一緒に体を動かすそうです。その活動が「ふぁみ会」と名付けられ、今でも体育祭の種目として続いているそうです。「こんな取り組みが広がって、町中がファミリーのようになったら」という生徒たちの願いと世代間交流活動が大牟田の取り組みの芯にあリます。そのことを「胸を張って世界に発信できる」と大谷さんは書かれています。すごいです!生徒さんと一緒に、笑顔も素敵です!
(下:2014年11月27日西日本新聞<花咲くシニア>欄 「続まちでみんなで 認知症と生きる 『町中が家族』を願い」大谷るみ子 社会福祉法人東翔会グループホーム・ふぁみりえ ホーム長=福岡県大牟田市 より)