大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

学校プールで<はんぎり競漕>

2017年06月22日 05時54分18秒 | 日記
<はんぎり>ってご存知でしょうか?和紙の半切り~いいえ。寿司桶の半切り~それに近い!
筑後や佐賀平野のクリークでは9~10月、<はんぎり桶>に乗って木の櫂で漕ぎ《菱の実》の収穫をします。
《菱の実》って?知らない人が多いですよね~。ちょっとネットで調べて~。

「▷福岡県筑後市の古島(こじま)小学校のプールで14日、農作業用の木おけ<はんぎり>に子どもたちが乗り込み、木の櫂でこぐ<はんぎり競漕>があった。」~<はんぎり競走>でなく<はんぎり競漕>とあるのが注目点です!!
「▷周辺ではかって、池や沼に自生した菱の実を収穫する際、はんぎりを使っていた。地域の伝統を伝えようと、約40年前から、プール開きに行っている」~40年前からなんですか。すごいですね!知らんかった!
「▷木おけは直径75センチ、深さ約40センチ。6年の江崎陽菜(ひな)さん(11)は『これで作業していたなんて、すごいと思う。地域の誇りを感じます』と胸を張った。」~ほんとすごいですね。

《菱の実》とりは今も続けられているのでしょうか?
江戸時代、《菱の実》は救荒物として重んじられ、税の対象外だったようで、どこの地域もあったし、栽培されていたようですが、、
(そういえば、デパートの野菜売り場で見かけたことがあります。)
佐賀や筑後地方以外でも、<農業用はんぎり>が使われたのでしょうか?
この地方では、川の治水工事でも役人が<はんぎり>に乗って工事の指導・監督にあったっていたそうで、<はんぎり>はいろいろ活躍していました。
(下:2017年6月15日朝日新聞<青鉛筆>欄 より)