大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

九州豪雨から3カ月、「心の傷顕在化」

2017年10月15日 05時00分47秒 | 日記
九州豪雨から3か月、被災地では住むところを奪われながらも、仕事を再開された、流木がチップにされ、発電などに生かされるメドが立ってきたなど前向きに頑張ってこられた成果が報じられていますが、まだまだ手が付けられないひどい状況もあるようです。そうした中、被災者の方々には「心の不調を訴えて(福岡、大分)両県の災害派遣精神医療チーム(DPAT)と面談した人が延べ201人に上ることが分かった」そうです。「『豪雨に遭ってから眠れない』『自宅が壊れて今後の生活が不安』『雨音が聞こえてくる気がする』など不安や不眠の訴えが中心で、復旧業務に追われて精神的に追い込まれた行政職員からの相談もあった」そうです。大変な状況に置かれていらっしゃることが伝わってきます。
福岡チームとして被災地を回られた館林医師は「3カ月以降は自宅再建や収入の確保の見通しが立たないことなどで失望に直面する人が出てくる時期だと指摘」され「自治体は今後も被災者に目を配り、安心感を与えることが大事」だと話されています。
支援の方法として、昨年4月の熊本地震以来取り組まれている≪熊本県こころケアセンター≫の取り組みが紹介されています。東日本大震災の被災地で心のケアに取り組まれた前田教授は「こころが回復している人、していない人の差が出てくるのも3カ月ごろから。被災地への関心が薄れてくると、被災者は苦しくても声を上げにくくなる。これからの支援が重要」と話されています。被災から3カ月という時期はどこも同じように心の問題が顕在化することが分かります。
復興支援のイベントが各地であっています。行楽の秋、収穫の秋、お出かけの地には復興支援されている方々がどこかで活躍されています。<復興弁当>も売ってあります。ちょっと声掛け、被災地の状況など尋ね、お話ししましょう。
(下:西日本新聞・吉田真紀「<心に不調>相談200人超 九州豪雨3カ月<心の傷 顕在化>」より)