アジア美術館で開催されていました中村哲氏追悼の展示を見にゆきました。中村哲さんは2013年福岡アジア文化大賞を受賞されています。この受賞に至った中村哲さんの活動、灌漑活動で変化したアフガニスタンの現地、各学校訪問や市民セミナーのレポート、受賞にあたっての中村哲さんのお話など、DVD上映され、パネルや写真、パンフレット、書籍等が展示されていました。来られた方々は熱心に見学され、中村哲さん追悼の記帳もされていました。
以下、パンフレットの中から、受賞に当たっての中村哲さんの感謝と喜びの言葉を紹介します。
アメリカのアフガニスタン爆撃下でも難民支援を現地の人々と続けられた中村さんは「戦争は絶対に解決になりません。軍事干渉は事態を一層悪くしました。これはアフガニスタンだけの問題でなく、国際社会の暴力化、多様性を許さない画一化の中でアジア全体が貧困にあえいでいます。食糧不足だけでなく、伝統文化や故郷、人間の誇り、そして和を失い、経済発展のためなら手段を選ばぬ『精神と道義の貧困』がまん延しています。自然を思いのまま操作できるという錯覚は、世界に致命的荒廃をもたらします。自然から遊離するバベルの塔はやがて倒れるでしょう。人も自然の一部。あらゆる人の営みが、自然と人、人と人とが和する道を探る以外、生き延びる道はありません。」と話されています。
(下:中村哲さん追悼のパンフレット より)
以下、パンフレットの中から、受賞に当たっての中村哲さんの感謝と喜びの言葉を紹介します。
アメリカのアフガニスタン爆撃下でも難民支援を現地の人々と続けられた中村さんは「戦争は絶対に解決になりません。軍事干渉は事態を一層悪くしました。これはアフガニスタンだけの問題でなく、国際社会の暴力化、多様性を許さない画一化の中でアジア全体が貧困にあえいでいます。食糧不足だけでなく、伝統文化や故郷、人間の誇り、そして和を失い、経済発展のためなら手段を選ばぬ『精神と道義の貧困』がまん延しています。自然を思いのまま操作できるという錯覚は、世界に致命的荒廃をもたらします。自然から遊離するバベルの塔はやがて倒れるでしょう。人も自然の一部。あらゆる人の営みが、自然と人、人と人とが和する道を探る以外、生き延びる道はありません。」と話されています。
(下:中村哲さん追悼のパンフレット より)