「日本食ブームが続く海外で九州地方の養殖漁業に注目が集まっている」そうです。「和食がユネスコの無形文化遺産になり(2013年)、世界中に日本食レストランが広がるなか、供給がコントロールしやすいからだ。九州は全国の海面養殖の生産量の約3割を占めていて、熊本県のマダイや鹿児島県のブリやカンパチが人気だという」ことです。養殖魚というと天然モノより美味しくない〜といった常識を超えるようです。天草で養殖される鯛は、エサなどの工夫で写真に見られるように鮮やかピンク色で大きく、〈みやび鯛〉というブランド名もあるようです。「卸値は日本の約3倍だ」そうですが、「いけすに日よけカバーをつけて日焼けを防いだピンク色〈みやび鯛〉は評判に。16年に50トンだった輸出は年々増え、19年は250〜300トンの見込み」だそうで、すごいですね!「鹿児島県垂水市漁協は7年前からブランドのカンパチ〈桜堪(おうかん)を米国に輸出。出荷は順調に伸びている」そうですが、養殖の手間が少ない分、価格が安いブリの方が選ばれている」ところ、「刺し身」だけでなく「ニンニクとパン粉、オリーブであえた切り身など」「レシピとして提案」等のPRをされているそうです。新聞には2012年度と2018年度の「九州各県の養殖水産物の輸出量」の表が掲載されています。〜山や海がきれいでなくては日本食が健康に良いという評判は落ちます。養殖魚のためにもみんな海を大切にして欲しいです。
(下:2020年1月29日朝日新聞-前田伸也「九州の養殖魚 輸出増 マダイやカンパチ 日本食人気で」より)
(下:2020年1月29日朝日新聞-前田伸也「九州の養殖魚 輸出増 マダイやカンパチ 日本食人気で」より)