朝日新聞に認知症にちなむカルタの紹介がありました。「日本福祉大学(愛知県美浜町)の学生が子ども向けに作った【にっぷく にこにこカルタ】」です。「指導した斉藤雅茂准教授(39)」のお話によると「この春卒業する女子4人のアイデア作品」だそうです。どんなカルタでしょうか?
「〈ふ〉〜ふらふらと歩くことにも意味がある」札には「解説も付いて」いて、「出歩くのは目的があってのこと。まず話を聞いてみましょう」とあるそうです。
「〈ぬ〉〜『盗まれた?』一緒に探してみようね」、「〈み〉〜見つけようおばあちゃんの得意なこと」「中でも気持ちが温かくなったのは〈わ〉の札」で、「〈わ〉〜わすれても大丈夫、僕が覚えておくよ」と紹介されています。
筆者は「ボケだの痴呆だのという呼称こそ改められたが認知症に対する誤解や偏見はなお残る。かく言う当方も、親族に症状が現れたときどう対処してよいか自信がない。子ども向けカルタではあるが気づかされることも多かった。」と書かれています。子ども向けカルタからも心に響く学びがいっぱいですね。大牟田かるた館にもぜひ蒐集してほしいです。
(下:2020年2月25日朝日新聞〈天声人語〉欄より)
「〈ふ〉〜ふらふらと歩くことにも意味がある」札には「解説も付いて」いて、「出歩くのは目的があってのこと。まず話を聞いてみましょう」とあるそうです。
「〈ぬ〉〜『盗まれた?』一緒に探してみようね」、「〈み〉〜見つけようおばあちゃんの得意なこと」「中でも気持ちが温かくなったのは〈わ〉の札」で、「〈わ〉〜わすれても大丈夫、僕が覚えておくよ」と紹介されています。
筆者は「ボケだの痴呆だのという呼称こそ改められたが認知症に対する誤解や偏見はなお残る。かく言う当方も、親族に症状が現れたときどう対処してよいか自信がない。子ども向けカルタではあるが気づかされることも多かった。」と書かれています。子ども向けカルタからも心に響く学びがいっぱいですね。大牟田かるた館にもぜひ蒐集してほしいです。
(下:2020年2月25日朝日新聞〈天声人語〉欄より)