構内通行証@国立駅

2011-07-08 06:23:16 | タナカ君的日常
 JR中央線の国立駅(くにたちえき)、そこの有人改札口では他の駅ではあまり見られない風景があります。 駅構内(南口<=>北口)を通り抜ける人々が「通行証」を有人改札窓口で受け取り、それを手に持って構内を南北に通過して出口で返納する姿です。 しかし、この通行証を持ち歩く人々の姿が見られるのは、今月の21日迄だと告知されていました。 中央線の立体化、それに伴う新駅舎の建設に伴い、駅舎のすぐ脇に南北連絡通路が開設されるので、駅構内を無料で通過させる今の制度は廃止されるそうです。 先日新宿まで出かける際に国立駅を利用して、その事を知りました。



 そこでカメラを持って通行証とその利用風景を記念に撮影して来たのです。


 ところで、この国立駅で実施されていた構内の通り抜け、僕達がこの駅を利用し始めた頃(国鉄時代)は通行証なんかは無くて、駅北口の改札に立つ駅員さんに「切符を買いに通りまーす!」みたいに一言声を掛けて構内に入り、南口改札では、「切符を買いに出ます」なんて声を掛けて通り抜けていたのです。 何しろ国立駅は古くて趣のある駅舎でしたが、南口主体の小さな駅で、北口には切符の自動販売機は設置されていたものの遠距離切符を購入するには販売窓口のある南口に行かないとなりませんでした。 ところが、駅構内を通り抜ければ30mで済む歩行距離が一般道を利用して南口まで到達するには320mほども歩かないとならず不便でした。 それで国鉄さんが利用者サービスで特別にやってくれたのでしょう。 まあそこはそれ、きっと声掛けだけでの構内の通りぬけ制度では、悪用する人も居たでしょうね。 いつの頃からか小さな紙に印刷した通行証を発行する様になり、今ではA4サイズの大型な通行証になっていました。



 国立駅の昔の駅舎の様子を調べていたら、ウィキメディアで綺麗な写真に出会いましたので転載させて貰いました。 今はもうこの三角屋根の駅舎には出会えません。
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