木苺やまたたび@大丹波林道

2015-06-18 16:52:56 | 国内旅行と山歩き
 東京地方の天気予報は曇り空だった昨日、 雨もよいの中を青梅線・川井駅から大丹波林道をつめて、獅子口小屋跡を目指して歩いてみたが、途中で断念して同じ道を引き返して来た。 林道脇には赤い木イチゴや白く輝く様な葉が特徴のまたたびの樹がみられた道でした。

 御岳より手前の軍畑あたりから車窓からは雨粒が見え始めた。 川井駅ではすっかり雨降りになってしまった。 雨具の頭巾部分を頭にひっかけて、ザックの上を覆う形で羽織り、折り畳み傘を差して歩く事にした。

 そんな状態だから相棒の杖は邪魔に感じて川井駅の敷地の片隅に寝転ばせてままにして置くことにした。 まあ盗む奴は居ないでしょう。

 ところで、今回はなんで目的地をどこかの山頂では無く、獅子口小屋跡としたか? 理由は未だかって、そこには行った事が無かったのと、 雨が降ったとしても行けるだろうと思ったからなのです。

 とりあえず歩き始めた丹波川沿いの道、 人家の点在する区域は西東京バスが本数は少ないものの、路線バスも走る舗装された道路です。 終点のバス停「清東橋」までは1時間ほどで歩ける距離でした。 その先、百間茶屋やキャンプ場を過ぎると棒ノ嶺への登山道が右に別れています。

 いよいよ、そこからは人家もキャンプ場も無くなり、舗装されているものの傾斜を増した林道が更に奥へと伸び、

「大丹波ヘリポート」まで続いています。


 このヘリポートの写真で看板左上から斜め左方向伸びている部分が林道のそれですが、 傾斜の状態を知る事が出来るでしょう。

 ヘリポートに到達するまでの林道脇にも黄色や赤の木イチゴが姿を見せていたのですが、 ヘリポート脇の沢筋にはひときわ大きな木イチゴの木叢がありました(Top写真がそれです)。 しかし完熟の時を過ぎつつあるようで実の中の種子の粒粒がやけに大きく歯に当たり、沢山食べる気にはなりませんでしたがね。




 それと、この林道沿いには写真の様に輝く白さを見せる葉っぱが特徴のマタタビの樹があちこちに繁茂していました。


 ヘリポートを過ぎると舗装道路は砂利道へと変化するのですが、 その砂利道の林道を15分も進むと左手に獅子口小屋跡へと続く山道が分岐する地点に到着しました。 昼時の時間でした。


 掲示されていた地図を見ると、
獅子口まで1時間25分だそうです。どうしようか迷いました。 雨は大分小振りになりましたが、 山道の両脇には草が生い茂り、今までの降雨で水滴が付いています。 雨具のズボンは着用していなかったので既にズボンは濡れていますが、靴の中はまだ大丈夫の状態でした。 獅子口まで行ったら、靴の中までびしょ濡れになるのは間違い無さそう。 それに往復すると2時間半も余計に時間が掛かる。 このまま帰るのが雨降りの中でのトレーニングとしては丁度良い頃合いでしょう。 そう決めて、腰をおろして昼飯喰ってる間には雨も上がりましたが、 帰る事にしました。

 川井駅に着いて寝転ばせて置いた杖を回収して、家に連れて帰りました。  


  

コースタイム

川井駅・雨が降る中を出発 09:30。 日向 10:10、
清東橋(バス終点・休憩施設在り) 10:35、
百間茶屋 10:53、 祠のある橋 11:19、
大丹波ヘリポート 11:38、 ここまで舗装道路、
この先砂利道、途中木イチゴを食べながら歩く。
林道から獅子口への山道分岐点11:58~12:20 昼食。
引き返し決定。棒ノ嶺登山口13:00通過。
川井駅到着 14:20。
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