背景ステージ 分離独立化

2018-09-21 07:01:22 | 雪の結晶撮影
 昨日の「撮影装置の光軸ズレによる問題と対策」記事の文字数は3500を越えた。 その文末で

 つまり、 光源のLEDの位置設定と背景画像位置設定は相互に影響すること無く、 独立して調整出来る構造にしておくべきなのです。

 ココらへんの知見を元にして、 今日からは何度目かの改造作業に取り組み始めました。


 その作業が完了した報告です。

 新たに製作した部分は2つ。

1. 背景台 : 小さな座卓風の形状で、中央部には丸穴。

    この下に背景照射光源を入れて使用します。
    光は背景台の穴を抜けて上方を照らします。

2. 新・背景ステージ : 背景画像を乗せます。

    背景台の上に乗せて使用します。

 従来システムから使わないで取り外した部分はペットボトルの首部分を流用して作った 旧・背景ステージ ですが、 これは背景照射光源のLED上部にねじ込み、 取り付けてあった部分です。

 Top写真はカメラを取り外してあります。 クイックシュー部分にカメラは取り付けて固定します。


ところで1週間も経過していないから「背景画像Unit 新規試作中」の記事の事を覚えている人もいるでしょう。 そして 「あれはどうした」、「もう止めたのか」と茶々を入れられても仕方ない。 

 あのユニット、 製作後に実験を続けたら重大な欠陥に気づきました。 それは背面照射光源ランプからの光は平面鏡で反射されるのですが、 その平面鏡に小さなゴミや汚れの付着や水滴の付着が生ずると、 背景のみならず被写体の雪の中に極端と思えるほどの明るさムラが生じてしまうのです。

 もちろん鏡面を常にクリーニングすれば、 それは避けられるのですが、 実際の寒くて暗い夜の撮影現場では、 そんなクリーニング作業は面倒くさくてやってられません。 だから、 あの背景画像Unit は当面お蔵入りにしたのです。
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