横浜田舎物語

サザン、サッカー、ロードバイク
エイジレスばあばのパワフルな日々
をお届けします

今年もこの日が

2009-01-20 | ともだち
今年もこの日が来ました。

今もあの日の朝を思い出します。

覚悟はしていたものの、とうとうきてしまったという絶望感の中で
身支度をして、新幹線に飛び乗ったこと、

ご両親の仏壇の前に布団が敷かれ、安らかな寝顔で眠っているような
彼女に対面したときは、悲しみより、「ようやく楽になったね」という
安堵感のほうが強かったかもしれません

去年の一周忌は全員で参列しました

今年もお誘いがありましたが、遠慮して、仲間だけでお墓参りと
仏前にお参りさせてもらいました

ご主人はあれ以来、廃人のようになってしまい、しばらく入退院を
繰り返していたとか
いまだに気力が出ないようで心配です

「あれじゃ彼女も安心できないよね」
みんなもその意見には同意しましたけど

まだだれも、つれあいを亡くしているわけじゃないし、
ほんとうのところは、その時になってみなければわかりません

強がりを言っている人に限って、案外弱いものです。

一般的に女性のほうが強いと言われてはいますが、

お孫さんもまた一人増えて、三回忌はきっと賑やかに行われたのではと
彼女のうれしそうな、でも悔しそうな顔が浮かんできます。

残された私たちも、無事全員で還暦を迎えることができました。

子ども達は大人になり、それぞれ忙しい中でも、こうして時間が
とれるようになりました。

美容院を経営している友は、長いこと心を閉ざして、一緒に行動できなかったけど
彼女も年を取ったのでしょう
久しぶりに昔話をして、心が通じたこと、やっぱり天国で見守ってくれる
彼女のおかげかと、死んでもまだ、私たちをまとめてくれる
さすが元、マネージャーです。

来年は法事の年ではないけれど、こうしてまた、この時期には
必ず集まることを約束しました。

D子、何年たっても私たちはあなたのこと忘れることはできません

みんな、いろいろあるけど頑張って生きてるよ

ご主人が一日も早く、元気になってくれるよう、夢の中でいいから
激励してあげてね

来年もまた全員元気で集まれるよう、見守っていてください




コメント (2)
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