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迷ってます

2011-08-01 | ひとりごと
痛みも、しみることもないからって歯医者に行くこと、ずいぶん長い間サボってました。

それが先週、突然下の歯がしみる

なにかきっかけがないと行かない、いままでもずっとこんなことの繰り返しで
私の歯はひどいことになってます

わかってたんです。
でも・・・行きたくない

ちょっとしみただけでしたけど<歯医者に行って~>って歯が悲鳴上げているようで
今回はすぐに行ってきました。

近所に比較的最近できた歯医者さん

どんな病気もそうですけど、いい医者との出会いが大切です。

歯医者は今まで何度も変えました。

友人から薦められて行くことが多かったけど、今回はなぜか夫
彼は母親譲りの丈夫な歯の持ち主ですが、偉いのは定期的にちゃんと診てもらってること

こんなところもだらしない私とは違ってましたね

そんな夫が去年、時間の関係で通い始めた駅前にできた歯医者さん

その名前からして、地元の農家の息子さんかと思ってましたけど(元々の住民に多い名字)
その真相は定かではありません

「すごく自信持ってやってる感じだったよ」夫の一言で診てもらうことに決めました。

前の歯医者さんも若い医師で最新の設備かと思ってたけど
今はすごいんですね

こんな小さな町医者でもコンピュータを駆使

治療台に座ると、目の前にモニターが、なんか映ってるのでよく見たら
あの『Mr.ビーン 』

治療前の緊張感をほぐしてくれるためにこんなおしゃれなセッティング
ローワン・アトキンソンのとぼけた演技に思わず声を出して笑いそうに

これだけでもちょっと高感度アップ

歯科衛生士さんの歯と歯茎の検査、レントゲン(終わって立った時思いっきり頭ぶつけた

歯がしみるのは”歯覚過敏
CMなんかでよく耳にしてましたけど、初めての経験です。

これは最後に薬を入れてもらってこれからも診てもらうのですが

実は本当の悩みはここから

元来歯が丈夫でない私は、子供の時から虫歯だらけで、治療してない歯を数える方が早いくらい
ほとんどの歯は治療済みだし、神経はもちろん、治療の施しようがなく抜いてしまった歯もかなりあります。

特に数年前、何度も治療して詰めたりかぶせたりを繰り返してきた左下の4本、
すべて死滅してしまい、とうとう入れ歯を入れることになりました
まだ50代だぞ~って思ったけど、自分の歯だ、しかたない

部分入れ歯です。が、普通、部分入れ歯というのは、両サイドの歯に金具をひっかけて入れるもの
ところが、ひっかける歯が片方しかありません。

そこで、下の歯茎の部分を通過して右側にひっかけるまで、人工の歯茎を作り・・という
ちょっと説明に苦しむ、得体のしれない大げさな入れ歯が出来上がりました。

もうびっくりして「これ以上のものは出来ないんですか?」と医師に何度も聞いたけど答えはNO~

しかたなくしばらく使ってみたけど、どうしても無理
1週間、2週間、そのうち慣れてくるのかなと思いながらストレスがたまるばかり

結局、どのくらい使ったか忘れたけど、いつの間にか、初代入れ歯は洗浄液に入れられたまま
しばらく放置ののち、廃棄処分になり、今に至ってしまったのです。

今度の医師も、全く同じ方法しかないと

Mr.ビーンが私の歯のレントゲン写真に変わっていろいろ説明してくれました。

怖ろしいことに、このまま放っておいたらもっと年を取った時、総入れ歯も入れられなくなるそうです。

私は母親が比較的早くから総入れ歯だったので、遺伝的に覚悟はしていました。
年をとったら母のようになるのだなと、ずっと思ってたのに、今のままではそれすら無理?

でもあの入れ歯はぜったいいや

じゃあどうすればいいの

ありました、たった一つ救世主が それは泣く子も黙る?かどうかだけど

   『インプラント

これが最適、最高なんですって

性能も価格もね

さあどうしましょう

最低で2本は必要だそうです。

1本で贅沢海外旅行に行けそう  もっといいバイクが買えそう  
やれやれ、貧乏人はすぐこんなふうな価値観しか持てないから困ります。

たしか、前の歯医者さんからも話があったような、ただその時は、いずれ歯茎が弱ってくるし
インプラント入れたところでいつまで持つか保証はできないからって、否定されてホッとしたのに

今度の先生は、65歳のご自分のお母さんもやったとか、だからって・・・
でもこれが最善の方法だと聞かされたら考えざるを得ません。

迷いますね。  ほんとに迷います。  

だってこれだけ出して一生ものなら問題ないけど、耐用年数10年くらいですって
10年経ったら、そっか総入れ歯?

う~んまだ少し早くない? 72歳ですものね。

介護職の長女がよくいいます。

「自分で食べ物が噛めなくなったらおしまいよ」って

自分の寿命がわからないだけに先のこともわからないけど
そんなことを前提に考えたら何をやっても無駄だし

先生最後にこうおっしゃいました。

「どういう治療方法にするのか決めるのはご自分ですよ、私はその希望に沿って治療するだけですから」

なんだか、どこかで聞いたようなせりふ

そうだ、股関節の手術の話が出たとき、やっぱり整形外科の先生が全く同じこと言われてました。

あの時も、手術を決めたのは自分の意思でした。

今回も自分で決めなくてはいけません。

決断の期限はあと1週間ほどです。

ここまでで終了と思ったら、テレビから”インプラント治療で死亡”なんてショッキングなニュースが
流れてきました。
どんな病気でも事故のないことはないですが、あまりにタイムリー過ぎて少しショックです

秋から歯科医の新しい基準が決まるそうで、それまで待とうかな、なんて気分になってしまいました。
コメント (12)
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