家族会議
2012-02-05 | 家族
長女から<大事な話があるので家族会議を開きたい>というメールが入りました。
兄の訃報を聞く前でしたが、なかなか時間が合わなくて、結局節分の昨日、次女も含めて集合
節分と言うこともあり、私からの返信は<鬼は家に入れませんからね、家に入っていいのは福だけよ>
家族会議だなんて・・夫は「金がないから貸してくれって言うんじゃないか」なんて言ってましたが
私にはまったく見当がつかず
何を勝手に家族会議なんて言ってるのかしら・・???
さて、テレビも消して始まりましたよ。
長女の話です。
これが想像していたこととはまったく関係のない、けっこう真面目な話
私たち夫婦、つまり彼女の親の行く末の話でした。
何度も書いてますが、娘はケアマネージャーです。
介護施設で8年ほど働いています。
当然看取り介護もしますので、もう何度も何人ものお年寄りの旅立ちに立ち会っています。
最近になってある女性の最期に立ち会って強く感じたことがあったそうです。
その女性は、自分はこう介護されたい、そしていよいよの時にはこのようにしてほしい、ということを
事細かに書いたものを、元気な時から家族に渡していたとのこと
施設では、できるだけ利用者さんの意向に沿うよう、少しでも長く快適に過ごしてもらえるよう
努力しているのですが、ご本人の意識が無くなってきたり、最期を迎えるにあたって
<この人は本当にこれで満足しているのだろうか、これでよかったのだろうか>と思うことが多々あるそうです。
そんな時、先の女性のように、前もって本人の意思があれば、それに沿って悔いのない介護ができる
とても大切なことではないかと・・・
そんなことを思っていた矢先、彼女の伯父である私の兄が亡くなったので、いっときも早く話さなければと思ったらしい
これはたいへん、鬼でも福でもないとても大切なことです。
例えば、延命治療にしても突然では本人の意思に関係なく、家族が決断しなければなりませんし
娘が介護の仕事をしている割に、その中身がよくわかってないかもしれない。
例えば『エンディングノート』を作っておく
こんなサイトがありました。ご参考までに
人生80年といっても、この年になると、その80歳までに何があるかわかりませんし
自分の寿命もわからないし、明日のことももちろんわかりません。
「あいつもたまにはいいこと言うなあ」夫の言葉です。
私たちのことを考えてくれた家族会議だったのね。
こういう会議なら何度でもお願いしますよ。
兄の死で自分の老い先を考える羽目になったこのタイミングでのこの話
しっかり受け止めなければいけません。
「その時はよろしくね」ってお任せしてはいけないでしょうか?お嬢さん