横浜田舎物語

サザン、サッカー、ロードバイク
エイジレスばあばのパワフルな日々
をお届けします

おまたせ桑田さん

2012-11-20 | サザンオールスターズ
そろそろ1週間になろうとしている今日、ようやく 【桑田佳祐 LIVETOUR 2012】の報告です。

開演は18:30でしたが、最寄駅を出発したのは13:30発の快速

さいたまスーパーアリーナのあるさいたま新都心駅到着は15:14の予定

予定というのも、最近首都圏の鉄道ではもう日常茶飯事のごとく<人身事故により・・線路に不具合があり・・>
諸々の事情で電車が急に動かなくなります。

体調万全に、は、直前の腰痛で不安あり、その上電車トラブルでは泣きっ面に蜂ってものです。

JRさんのご配慮?で”湘南新宿ライン”という埼玉経由で栃木県などに直接行ける便利なレイルが引かれて何年になるでしょう。

大崎から乗り込んだM子ちゃんと共に赤羽で下車、東北本線でさいたま新都心駅に向かいます。

よかった、順調に来ることができました。

スーパーアリーナはテレビとかで見てましたから大きさに関してはそれほど驚かなかったけど
もうすでにすごい人の数、お祭り騒ぎです。

M子曰く「ねえ、今日って平日だよね なぜこんな時間に若い人(といっても30代後半から40代の働き盛り)がいっぱいいるわけ?」

この日のために皆さん有給とってるんじゃないですか、それしか考えられないですよ。

さっそくお決まりのグッズ売り場に・・

ライブTシャツ 3500円  スポーツタオル 2000円  エコバック 500円 計6000円のお買い上げ

これでも少ないほうだと思いますよ。  すごい人は万単位でお買い物してるみたい
ライブを開くアーティストはどなたもそう、この売り上げがものをいうのです。

グッズも買って、休憩、と思ったらどこのお店も超満員 結局スタバのコーヒーを買って、ほんとにその辺に座って
という感じで時間をつぶしました。

何か晩御飯になるものをと思ったけど、何もなく、結果、会場に入ってから売店に1個だけ残ってた鮭むすびが
この後3時間のエネルギーになったのです。

開演2時間前の16:30からチケット交換が始まりました。

ここで免許証やパスポートなどの写真入り証明書が必要になります。
予想ではどれだけ時間がかかるんだと思ったけど、アルバイト君をかなり使っているようで
思ったよりスムースに進みましたが
はたしてどこまで確認してるんでしょう

引換証の名前と、証明書の名前はチェックしてました。
顔見たのかな・・もしかして見るに堪えない顔だから若いバイト君正視できなかったのかも

とにかく第一チェックポイントは通過  次に可愛いお嬢さんが待つ座席券と交換コーナー? 
コンピューターでチェックすると、銀行の順番待ちみたいな、スーパーのレシートみたいな安っぽい紙が出てきます。

これが・・ですか??

すぐにクシャってしちゃいそうな紙ですが、これが大事、トイレに行く時も、売店に行く時も
ドアボーイ?に見せてからじゃないと自分の席に戻れないのです。

さて、肝心の座席ですが ファンクラブ枠なのでしょうか、なんと平面のアリーナ席

でもここって喜べないんですよ。  前に大きな男性が来たら、いや大柄な女性でもだけど全く見えない
だって若い人たちってず~~っと立ってるでしょう

横浜アリーナの椅子を想像して、立ち上がっても椅子によっかかれるからいいやって思ってたのに
さいたまでは座席が折りたためない固定式、これには参りましたがもう覚悟するしかないです。

ここで、例のフォトスケープで作成した画像です。


    


入り口には


    


写真はここまででさあいよいよ開幕です。

大事なオープニング曲、実は夢中ですっかり忘れました。
翌朝夫から「オープニングは何だった?」と聞かれて???

だって~~~  あげく、「信じられないねえ~」なんて捨て台詞まで言われて

去年の宮城ライブは感動のオープニング、地元仙台の名曲”青葉城恋唄”でしたから忘れようとしても忘れられないのですが

でも、インターネットのおかげでわかりましたよ。

1曲目は 悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)  桑田さんのソロ曲だけどずいぶん昔の曲です。
イントロが大好き・・そういえばこのイントロでかなり盛り上がったんだわ

そこから次々新旧混ぜての演奏で25曲だったそうです。
だって数えてませんよね。

全曲何をうたったか覚えてる人ってメモしてるのかなあ? あの雰囲気の中で~??

最新アルバムの中からがやはり多かったけど、私が待ちに待っていたのは

  ”声に出して歌いたい日本文学”という曲、フルコーラス18分という長丁場の曲ですが
有名な日本文学(例えば、千恵子抄 人間失格 蟹工船 一握の砂等々)の一説にメロディーラインの全く違う曲をつけて
みごとに歌い上げています。

MCに入ると決まって「さいたま~帰ってきたぞ~」おいおい故郷でもないのに帰ってきたとは
もちろんファンへのサービスですけど

「さいたま好きですか~」には、みな一瞬  私たちも含めて大多数は埼玉県以外から来ているのでは、たぶんそのせいですね。

アンコールも入れて25曲、終わった時は9時半を回っていました。

去年と比べるのもなんですけど、まず、声が復活です
アカペラで歌う部分でそれはよくわかりました。

大きな病気を克服したことでおそらく彼の人生観も変わったのではないかと思います。
なぜか、いつもこれが最後かも、という強い覚悟があるような

以前はステージいっぱい走り回っていましたから、私はいつも彼から元気をもらって帰路につきました。
そして、しばらくはその余韻で元気でいられたような気がします。

でも、去年の宮城ライブからこちらも変わりました。

私が年上のせいもあるけど
頑張っている弟を見守る、という感覚が今回もありました。

苦労に無駄はないという言葉もありますが、彼の場合最愛の姉を亡くし、自らも病に倒れ、それが人間として
より大きく、強く、魅力的になったような気がしてなりません。

途中で、突然、ビートルズの"IN MY LIFE"を歌いだしました。

人生を回想しながら様々な思い出が駆け巡ると、ジョンレノン自身が言っているようですが、
彼の甘い歌声とチェンバロのようなピアノのイントロがなんとも切ない名曲です。

桑田さんもこの曲に自身の人生が重なると言ってました。

もう10年位前になりますが、本牧のライブハウスで行われたファン対象のライブに行くことができ
その折、今は亡き姉えりこさんと共にビートルズを楽しそうに歌っていた姿を忘れることができません。

おそらく彼にとってもビートルズ=えりこさん って私が勝手に想像してるのですが

実は私自身がそう思っているからなのでしょうね。

とにかく、彼が元気でよかった、それだけです。

これからも体を大切に、私の生きがいを奪うようなことのないように、長生きしてくださいね。

それと、サザンの復活もお願いしますね。

年寄りには時間がない・・年寄りといえば、車いすを家族に押されながら入場する高齢の女性

かなり歩行困難なのに、二人仲良く手をつないで入ってきた老夫婦

改めて桑田ファンの層の厚さを感じました。

M子ちゃん、静岡の姪のMちゃん、私が歩けなくなったら車椅子押してくれますか?

これからもせめて年に1度は愛しい人に会いたい
そしてお互いに元気なことを確かめ合いたい

なんだか老人同士の話みたいですけど、彼はまだ56歳 人生これからです。

今日も友人と話してたら、知人の奥様が亡くなって葬儀に行ったら、初めから終わりまでサザンが流れてたって
「まるでサザン葬だったよ」って

いいかも、これはぜったい 「じゃ、私の時はサザンとビートルズね」って真面目に話しておきました。

ありがとう 桑田さん  楽しい夢のような一夜でした。

予定より30分ほどオーバーして外に出てみると


   

こんな光が出迎えてくれました。

残念ながら暮れの横浜アリーナは外れてしまったけど、「来年また会いましょう」って、その言葉を励みにまた1年頑張れます。



コメント (16)
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