思い出の着物
長女の7歳のお祝いの時、実家で作ってもらった着物です。
母と一緒に展示会に行って、まだ反物だったこの生地の地色の水色と紅型は
まるで沖縄の空と海を思わせるようで、一目で気に入ってしまいました。
「これなら大人になって縫いなおすとき、染め直ししなくていいかもね」と母
本裁ちといって、大人のサイズを子供用に折り込んで作ってあります。
ちりめんはそれでなくても縫いにくいのに、中に折り込むという作業は
お針子さん泣かせだったようです。
29年前、長女がまっさらを着て、2年後に次女が着て、
それから20年後、長女の長女、孫が着てお祝いをしました。
そして、この度、実家の姪の長女Aちゃんが着てくれることになりました。
先日、いいお天気の日に着物と長じゅばん、虫干ししました。
子どもが着たものです。どこかにシミがないか心配でしたが
とても30年ほど前に作られたとは思えないほどきれいです
「大人になったらほどいてそのまま縫いなおせばいいね」なんて
母と話してましたが、そのままにしておいたおかげで、こうして
受け継がれていったのです。
母が生きていたらきっと喜んでくれたことでしょう
さて、今日はこれを届けにこれから出かけます。
Aちゃん待っててね 色白のあなたにはきっとお似合いだと思うな
たくましさは親ゆずりのようなので安心
どんな時代になっても、男女問わず
たくましい子が最後は勝利だと思うのですが
写真送ってね 楽しみにしています
余計なことだけど、前髪あげた方が可愛いと思うな(母も同じ意見だったよ)
帰り道もうれしそうでした
思えばあっという間の6年でしたが、
カリカリ父さんとイライラ母さんのもと、
おかげ様で、素直で子供らしい娘に育っています
じじばばのお陰ででもあり、
彼女本来の持っているものでもあり、
いずれにしても感謝、感謝です
名前の通り、たくさんの人から愛される子に
なってくれましたが、
それ以上にたくさんの人を愛する子になるよう
母としてこれからもがんばります
思った通りよく似合っていて、喜んでくれたこと
よかったです。
こんな時しか着物の話題がないのも
寂しいです
たまにはたんすの肥しも日の目をみるように
してあげないといけませんね
着物の良さですね。
我が家も長女から姪達2人、
孫と姪の子供、そして今回娘の所の次女が七五三です。
5人が着ましたから今回6人目です。
ちなみに娘の成人式の振袖、沖縄の紅型です。
bonji