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63年前の帯

2018-10-14 | 出来事
この秋、ちび孫の七五三があります。
7歳のお祝い

着物は以前紹介した、長女が7歳のとき、実家の母見立てのがありますが、
帯がみつからない。

そのうちひょこっと出てくるかもしれないけど間に合わないかも

そこで、出番が来ました。

急遽送ってもらったこの帯は



なんと、63年前、当時6歳だった私が七五三で使った帯なのです。

よく見るとすこしくすんだ部分もあるけど、それは別の意味で味がある

まだ十分いけます。

見つからない帯は実家の姪たちのですから、これに比べたら
まだ新しいけど、それでもすでに50年位前のもの

和服、和装ってだからすごい

私がこの帯を買ってもらったのは、といってもその経緯などは全く分かりませんが
兄が4人も続いた後、最後の女の子でしたから、着物好きの母にしたら
きっと楽しい買い物だったことでしょう。

私が6歳ということは昭和30年くらいでしょうか

戦後10年経っていたとはいえ、まだ復興の途中
そんなにぜいたくがはびこっている時代ではなかったはず

そのうえ、この3年前には大黒柱の父が急逝
商売をやってはいましたが、6人兄弟を食べさせて、学校に行かせて
それだけでも精いっぱいの時代だったのではと想像できます。

そんな中、きっと、やりくりして着物一式を揃えてくれた母に
今頃になって感謝の気持ちが湧いてきました。

生きているときは冗談にもお礼なんて言えなかった母娘関係でしたから

ちなみに、着物のほうは本裁ちで作ってありましたから、大人になってから
ほどいて染め直し、小紋の小袖着物に変身しました。

今、手元にないということは、多分、他の着物たちと一緒に
実家送りになってしまったようです。

姪たちの帯が行方不明になったおかげで、63年ぶりに日の目を見た思い出の帯

重たいんですよ 7歳にはかわいそうかな?

「ばーばの大切な帯なのよ」と言い聞かせて使ってもらいましょう。



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