・・・一面に広がる草原に、突如として聳える高い岩山の数々。ギリシャの中部、メテオラの地には、低いもので30メートル、高いものは400メートルもの高さの岩山が林立し、その頂上に建つ修道院群は世界遺産にも指定されている。
・・・9世紀には既にこの奇岩群に穿たれた洞穴や岩の裂け目に修道士が住み着いていた。
・・・15世紀から16世紀にかけて最盛期には24を数えた修道院も、今日では5つの修道院にしか人が住んでいません。
これら修道院と、それを支える奇岩群が織りなす景観はまさに幻想的で、世界中からの観光客を引きつけています。
・・・メガロ・メテオロン修道院
メテオラの中で一番大きな修道院です。
その昔は梯子を繋いだり、滑車につるした網袋で修道院に登りましたが、現在は、岩面に掘られた115段の階段を登りたどり着くことができます。
・・・アギオス・ステファノス修道院(尼僧院)
この修道院の付属教会には殉教者アギオス・ハラランボスの頭部が安置されています。古い教会の内部には、今なお美しい木彫りや壁画を見ることができます。またここから下に見えるカランバカの街は絶景です。