私の知識によれば、自動車の動力源による分類は、大きく分けるとガソリン・ディーゼルエンジン車、電池モータ車、水素エンジン車、エンジンと電池のハイブリッド車これくらいである。
しかし、先日の新聞記事によると、いまインドではバイオガスエンジン車がよく売れているらしい。
上はインド・スズキ自動車の天然ガス車の販売割合で、全体の15%は天然ガス車だそうだ。
国全体でいうと、天然ガス車の販売割合で、全体の11パーセントです。
また、国全体の天然ガス車の90パセントはスズキの車が締めています。
何故天然ガスなのか、まず燃費コストがガソリン車に比べて1/3で済むこと、二番目が、燃料のメタンガスは輸入しなくて国内で賄える。
すなわち、原料は牛のふんと麦わら、サトウキビの搾りかすを混ぜて発酵させてメタンガスを作るからである。
インドは世界で最も牛が多い国で三億頭もいる。
インドは、CO2の排出量はアメリカ、中国に次いで世界三位であって環境対策が急となっている中、電池自動車はインドではそのもととなる電気が70%以上が石炭火力で、今のところ、電力を増やすような電池自動車を走らせられない。
インド政府も、今のところすべてに良い、天然ガスエンジン車を増やそうと力を入れている。
世界的に見ても、CO2対策として、電池自動車は元となる電力が、簡単には、自然エネルギー発電に置き換わるのは、世界的には無理があるようだ。
そこで、エンジン車の燃料は化石燃料由来から、天然素材から得られる水素やバイオガス、窒素などを燃料とした方向もかなり有望になってきているような気がした。