前財務事務次官が、日本の財政研究者の集まりでの講演会で「日銀が金融緩和をやめるときは、国債の金利や、所有する日本株の暴落で、日本の財政は危機に見舞われる」と証言している。
しかし、このことは経済を理解できる人は等しく危惧していることであります。
例えてみれば、生活習慣病に悩んで人が、健康に良くないと承知していても、甘いものや酒を控える事が出来ない事とよく似ている。
今の日銀総裁は学者出身で、経済知識が豊富なので、何か、妙案があるのではと期待があったが、逆に、今の状態を見るに、逆に、頭でっかちゆえに、実行力がないだけではと危惧される。
先月末の国会で、日銀総裁は、「今は、デフレでなくインフレの状態にあり、今後も、日本経済は物価上昇が続く予想をしています」。
金融緩和はデフレ対策に始めたのだから、インフレが続くと予想される今は、金融緩和を止めねばならない筈である。
しかし、なかなか、金融緩和の手を打ててない。
この四月がやめる時期であるとの、もっぱらの噂である。
今日は、為替が円高に振れている、三月は株の売り時である。