一昨日の新聞記事に" 纏向遺跡で出土の犬「古墳時代最大級」"という見出しでした。
新聞の見出しは怪しい内容が多い、この見出しも、不正確な内容ではある。
出土したのは、2世紀から3世紀初めまであった奈良県の纏向遺跡の溝跡である。
したがって、時代的には、2世紀から3世紀初めと云うのは、厳密にに言うと、時代は古墳時代ではなく、弥生時代終末期かと思う。(私見)
記事によるとその犬の全長は48.1cm。
過去に、五世紀の古墳時代の遺跡で見つかっている犬の骨とほぼ同じ大きさらしい。
弥生時代の犬はこの犬より明らかに小さいらしい。
そして、縄文時代の犬はさらに小さいらしい。
したがって、纏向で見つかった犬の骨は、古墳時代の犬と同じ大きさらしい。
古墳時代が始まる直前の弥生時代の終わりころは、朝鮮半島から、文物が数多く人ともにわたってきている時代で、犬も朝鮮半島から、渡ってきたものでは無いかとみられている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます