・・・宮山型特殊器台と云うのは、古墳に置かれている円筒埴輪の元になったと言われている弥生時代の土器の事です。
上の写真は、引用した写真で、実際に宮山墳墓群から出土した宮山型特殊器台だそうです。
全国にある古墳は、形が前方後円墳で古墳の上に平らの部分の外周に円筒埴輪が並べられていることが多い。
宮山型特殊器台は弥生時代の末期に、吉備の墳墓で葬儀に使ったとして、墳墓で発掘されて出土している。
そして、これと同じものが、続く時代の奈良盆地の最古の古墳から、出土している。
これらの事から、日本国家が出来始めたといわれる頃に、墳墓での葬儀で使われる器台が、何のために、吉備から、後に、日本の中心になる大和へ、伝わっていったのか、判っていない。
有力な推測としては、古墳時代の大和の国の中心勢力が弥生時代に吉備から来た人たちだったと考える人が多い。
上の器台が発掘調査されてから、54年経ったらしいが、古代日本について、まだまだ分からないことだらけである。
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