ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

日本の古代の馬

2023年02月13日 22時52分02秒 | 暮らしの出来事

現在の日本固有種の馬と云うと木曽馬、宮崎の御崎馬などがあげられるが、古代の日本においては、古墳時代前期までは馬はいなかったらしい。
邪馬台国で有名な中国の正史「三国志」の魏志倭人伝には、西暦200年頃の日本には、牛、馬はいないと書かれている。

しかし、古墳時代中頃になると、朝鮮半島で、倭国は高麗国などと戦争するようになって騎馬の威力を知った倭国の王朝は馬を輸入する。
そして、馬と一緒に馬を育てる人、乗馬道具などが日本に伝わり、全国に広まった。

日本の国の中ではそのころ、朝廷に深い関係のあった、関東の高崎付近、信濃、近畿の生駒山ろく、宮崎の串間などに牧場が作られ、馬が増産された。

上の写真は、古墳時代中期の近畿の馬飼い集落である蔀屋北遺跡において、発掘調査でみつかった馬具と、埋葬された馬の全身骨格です。

埋葬された馬の全身骨格についても、全身の骨がそろったまま、みつかることは稀で、全国的に貴重な資料です。



埋葬馬の全身骨格の実物は大阪府立近つ飛鳥博物館に常設展示されています。

今も、古代に馬が飼われていた信濃に日本古来種の木曽馬が、そして、宮崎県串間市に御崎馬が今でも飼われているのは面白いことです。

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