・・・革靴の自作ⅱまで、自分の工夫で、二回試作してきた。
革靴の作り方が、少し分かり始めてきたが、まだまだ、作った革靴を日常で使用するのには、満足する靴は作れてない。
自作ⅲとして、靴型をさらに修正して、技術習得を兼ねて、新しいデザインで革靴を作ることにしました。
今回の工程は、本底を出し縫いで中底に縫い付け、踵を接着剤と釘で取り付ける工程です。
上の写真は、先回、革の本底に出し縫いした糸が、歩いた時に、そこの外に出ないように、下から、一ミリ程度のところを外革一枚を皮包丁で、掘り起したところです。
初めてなので、上手くいってないところもありますが、踵を残して掘り起こしました。
これを本ではドブおこしとか専門用語で書いていました。
上と同じ位置に溝を掘って糸を埋め込めるようにします。
出し縫いでかかとを除いた全周を細いドリルで予穴をあけ手で縫い上げました。
大き目の穴は意図は通しやすいですが、すぐ緩むので、あまり良くないようです。
出し縫いで周囲を縫った後、ドブおこしで、起こした皮を接着剤で貼りあわせます。
上の写真は接着するまで、押さえておきます。
次に、靴底の周囲を研磨して滑らかにします。
そのあと、上の写真のようにあらかじめ購入してあった、革を貼りあわせた、踵を本底に接着し釘で留めます。
釘の頭はペンチで切り取りました。
靴の周囲にはきずゃ汚れを防ぐためにマスキングテープを張っておきます。
踵の一番底には、滑り止めの模様のあるゴム底を接着剤で付けました。
ふつうの革靴は底が減ればこの部分のみ取り換えます。
次工程は、仕上げです。
周囲を滑らかに毛図たり、研磨したりで仕上げます。