図書館で借りた本
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ともぐい、面白かった。
グロテスクな表現で、匂い、風向き、温度、感情の動きなどを、文字だけでこんな詳細に届けることができるのか。
映像であれば目を背けてしまうだろう。
そんなシーンをやすやすと描写してしまう筆力に感動すら覚える。
命とは何かなどという生易しい問いは一切持たず、獣の命を喰らい、ただひたすらに生きた主人公熊爪。
人間の生きる意味とは何か、動物の命とは何か、といった根源的な問いを、読後、静かに語りかけてくる。
第170回直木三十五賞受賞作品、傑作だ。
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