今、仕事でメールを使わない日はありません。
ほんの10数年前まではメールなんて無くても仕事をしていたのですが、
今ではそんな環境でどうやって仕事をしていたのか、よく思い出せないほどです。
メールを使うことで仕事の効率が飛躍的に高まっていることは間違いありません。
情報を伝達したり共有したりすることが簡単にできるようになりました。
チームで仕事をしているのなら、すべてのメールをCCやBCCなどを使って共有することで
会議の時間を省略できたり、いつでもどこでも意思疎通を図ることができます。
情報を共有すること、これはとても大切なことだと思い可能な限り実践しています。
ちょっとでも関係ありそうな人には同報し、自分も同報をもらう。
その情報の取捨選択はメールを受ける側に委ねるというスタンスです。
今直接関係がない立場の人でも今後どう関係していくか分かりませんし、
もしかすると貴重なアドバイスを貰えるかも知れません。
毎日何十件ものメールをチェックしていると、必要な情報かどうかの
取捨選択のスピードが訓練されてどんどん早くなります。
訓練によって転送や返信が繰り返されたメールでも、入り組んだTO、FROM、CC、BCCの関係を
理解し、そこに至った経緯や人間関係、立ち位置(スタンス)などを瞬時に飲み込めるようになります。
メールを素早く読みこなすことは、現代の職業人としては必須のリテラシーだと思います。
以前、何で関係のないメールを送ってくるんだ、と言われたことがあります。
関係ありと思って同報したつもりでしたが、ありがた迷惑だったようです。
そのときは、
「広い視野を持って仕事をしているなら同報メールを拒まないものだ。そんなことを言うなんて。

」
と思ったものですが、最近は、そんな自分の考え方が自己中心的だと思うようになってきました。
仕事に向かう姿勢は、人それぞれにあるのですから。
自分の考えを押し付けてはいけないのです。
ただし、自分自身の考え方は、しっかりと持っていたいと思います。