世界選手権5000mで8位入賞を果たした田中希実選手のインタビュー。
何度見ても涙が流れてしまう。
自分のやるべきことを考えに考え抜いて結果を出した。
どれだけまっすぐ真摯に競技に打ち込んできたのかが、この短いインタビューを通じてありありと伝わってくる。
語彙力が豊富で気持ちがストレートに聴く者に刺さる。
体格的に不利な小さな身体で東洋人としてアフリカ勢に混じって中距離走を世界レベルで戦い抜くためには、並外れた努力はもちろん、それを支えるクレバーな思考、考える力があるのだと分かる。
この小さな23歳の女性に、どれだけの人が勇気をもらったことだろう。
日本記録を更新した予選直後のインタビューも受け答えが素晴らしい。
「ぶら下がるという形ではあったが、世界の背中を見ながら最後まで走れた」
「集団自体から離れされそうになったときは、日本にいる皆さんや現地で支えてくださっている皆さんが自分を信じてと言ってくれた、その言葉を信じて最後まで走りきることができました」
これがレース直後の、そして23歳の言葉とは!
脱帽。