小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

パワハラ:校長が教頭に「ばか」 道教委が懲戒処分

2014-01-30 05:58:11 | インポート
学校というのは傍から見るよりも案外閉鎖的な職場なのかもしれません。

パワハラ処分は初めてといいますが、

「これは氷山の一角、たまたま顕在化したケース」

ではないことを祈るばかりです。



子どものいじめ防止に関する条例(仮称)の制定に向けて検討委員会を設置し取り組んでいる道教委。
「子どものいじめよりまずは大人のいじめでしょ」
来月の道議会文教委員会での質疑の様子が目に浮かぶようです。


ソース:毎日新聞
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パワハラ:校長が教頭に「ばか」 道教委が懲戒処分

北海道胆振地方の道立高校長(60)が教頭(60)に「ばか」「お前をいじめることしか考えていない」「しゃべるな」などの不適切な言動でパワーハラスメントをしていたとして、道教委は29日、校長を減給(10分の1)1カ月の懲戒処分とした。パワハラで校長が処分されたのは初めて。
道教委によると、校長は2012年12月ごろから翌年2月下旬にかけて、校長室で打ち合わせの際、事務処理が遅いなどとして、教頭に不適切な言動を繰り返し精神的な苦痛を与えた。
教頭が道教委に文書で訴えて発覚。教頭は道教委に対し、毎日のように言われたと説明しているが、校長は「3、4回言っただけ」と話しているという。
2人は12年4月、同時に着任。2人とも今年度末に定年退職予定のため、道教委は異動しない方針。
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スキー授業

2014-01-29 07:57:28 | インポート
遥は今日から2日間でスキー授業。



リュックにスキー靴と弁当と少々のおやつを入れて天狗山に向かいます。

外は吹雪のバッドコンディションだけど頑張ってね


ゴーグルに曇り止めを塗ってやっているそばにいた葵のひと言

「今日そういえば中休みの体育館は高学年の日だ。
5、6年がスキーでいないから4年で独占できるーぅ。よしラッキー!」

いってらっしゃーい。





インフルエンザ流行の兆し

2014-01-28 08:00:42 | インポート
保健所のHPをみるとインフルエンザが流行期に入っています。
市内の小学校でも朝里小、桂岡小、潮見台小、花園小と相次いで学級閉鎖になっているようです。
(すべての児童がインフルエンザとは限りませんが


かくいう自分も昨日から喉の痛みと鼻水に悩まされています。
熱は出ていないのでインフルエンザではないと思いますが、他人に移さないようにマスクをして過ごしています。


このページをみると小樽は道内他都市よりも多いようですね。

北海道感染症情報センター-インフルエンザ



皆さんもご自愛の程を。







Bluetoothスピーカー A33 レビュー

2014-01-27 05:27:32 | インポート
nexusやスマホ、ipodにカンタンにつなげるスピーカーがほしいと昨年暮れころからずっと思っていた。
コンパクトではあるけれどある程度本格的な音が鳴らせるものを、とグーグル先生に色々と尋ね、目をつけていたのがTDKのA33。
Bluetoothスピーカーで防塵・防滴設計を施してあり、野外はもちろん浴室などでも楽めるという。

年末に価格コムで調べた最安値は約11000円。
ちょっと高いなあと思いながら購入を躊躇していたときに、たまたま札幌に行く用事がありヨドバシカメラをのぞいてみると店頭価格は10600円だった。
店員さんにダメもとで「これ以上安くはならないですよね~」と聞いてみると、あっさり10%引きの9540円にしてくれるという。さらに1000円キャッシュバックキャンペーンをしているというので実質8540円。
それならばと購入し、この1カ月使ってきた。



Bluetoothの設定はカンタン。難なく音が出た。

一番の驚きはその音質。



この本体サイズからは想像できないほど力強い音が出る。



サブウーファーとパッシブラジエーターの組み合わせによってここまでの低音が鳴らせるとは。
技術って日進月歩なのだとあらためて実感。

長時間使用に耐えることができるようバッテリーにも十分な余裕があるようだ。
浴室で使ったり、寝室で使ったり、どこにでも手軽に持ち運びができて使い勝手がいい。
スマホやnexusはBluetoothで接続しているが、自分が持っているipodは旧世代型でBluetooth接続ができないため専用ケーブルを使ってaux端子から接続。少々煩わしいが、これくらいはご愛嬌。
難点を無理やり見つけるとしたら1.2kgと少々重いことだが、アウトドアでの使用にも耐えられる頑強なつくりになっていると思えばそれもまた頼もしい。

思い切って購入してよかった。



メーカーHP
luetoothスピーカーシリーズ
アウトドアワイヤレススピーカー A33


■防塵・防滴設計の「A33」
防塵・防滴設計を施した屋外での使用に適したモデル。AACをサポートしており、高品質なオーディオストリーミングが楽しめる。内蔵マイクを搭載し、ハンズフリー通話も可能だ。入力端子として、3.5mmステレオミニジャックを備え、さまざまな機器の音楽再生に対応した。内蔵バッテリーの最大連続稼働時間は6時間を確保している。
スピーカー構成は、38mmフルレンジドライバー×2、63mmサブウーファー×1、63mmパッシブラジエーター×2。最大出力は3W×2+9W。本体サイズは241(幅)×95(高さ)×51(奥行)mm、重量は1.2kg。付属品としてACアダプターが同梱される。




ちなみに、1000円のキャシュバックキャンペーンに応募したところ、



後日定額小為替が送付されてきた。
ちょっと得した気分


図書館で借りた本

2014-01-26 06:56:08 | 図書館
図書館で借りた本。
いつものように目についたものを手当たり次第に借りてくる



渋滞学ってあるのか。
自然渋滞では誰もが渋滞の先頭になっている瞬間がある。
人気のラーメン屋さんで一番待ち時間が短くなるのは開店20分前だった。
アリは渋滞していなかった。
踏切前で一時停止が必要なのは日本と韓国だけでその経済損失は1800億円、CO2の排出量は一般家庭30万世帯分の年間100t以上の削減になるという。
たくさんのへえーがあって面白かった。




「パンのために働くのか」
非常に考えさせられた。




サラッと読めた。へえーがあった。




自分の期待した内容ではなかった。




知らないアプリってたくさんあるなあ。




日常のトラブルでの賢い反論術を現役弁護士が法的な知識をもとに伝授する。
知っていて損はないね。




書くこととは思考を深めること。普段から考えることを習慣づけることが大事。
なるほどそのとおり。




半分だけ読んで返却。




著者は元衆議院議員秘書。
サラっと読めたが期待した内容ではなかった。




タイトルだけみて借りてくると、当たりもあればハズレもある。
それすらもイトオカシと思えるのは、図書館だからこそ。




nexus7の故障

2014-01-25 09:38:33 | インポート


朝起きてパジャマのままテレビゲームに興じる二人

ずっとやってるね。ちょっとやり過ぎじゃないの



2012年12月に購入したnexus7が動かなくなった。
グーグル先生に教えを請い様々な方法により復旧を試みるも万策つきて、ASUSサポートに電話連絡。
2日後に時間指定で集荷してくれるとのこと。
送料は不要だが、検証料金として最低4200円がかかり、さらにマザーボード交換などの必要があれば修理費用は1万数千円以上になる場合もあるという。
2週間以内に電話で見積額を連絡してくれるというが、さていくらになるのでしょう。

保証期間の1年をわずか1カ月オーバーしての故障。
保証期間を1日でも過ぎれば当然ながら有償は有償。
この1カ月が余りにも痛いですね

(追記)有償修理の結果はこちら
nexus7 修理





韓国語IMEの切り替え

2014-01-24 06:12:03 | インポート
이블로그에서도 한글을 쓸수있게 된나봐.

ほう、このヤプログでもハングルが使えるようになったのか。

alt+shift で韓国語IMEに切り替え、さらに右altを押してABCからカナダラ(가나다라)に切り替える。

가나다라

書ける、書ける。
でも、最近あまり練習していないので、タイピングのスピード遅いなあ


韓国の友人たちは、みんなタイピングのスピードが恐ろしく早い。
子音と母音の組み合わせでできているハングルは漢字やカタカナへの変換がなく、さらに、みんな子供のころからPCを扱い、タイピングに慣れ親しんでからなのでしょう。
チャットも楽々で、スラスラと話すような速度で会話が進んでいく様子を最初見たときには驚きました。


韓国語の勉強は最近疎かになりつつありますが、少しずつでも前に進めるように頑張ります










曲がったスマホ

2014-01-23 07:37:28 | インポート
曲がったスマホが発売されるという記事を「へー」と思ってみていたら、





ネット上にあったコメント

「ケツのポケットに入れて座ったらバキッだな」

思っている不安をなんて簡潔に表現しているコメントなのかと思わず感心してしまいました。


もちろんそんなことはないとは思いますが・・・

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耐久性と使い心地を追求した曲線ボディ。
人間のボディシルエットにフィットするようにカーブしたデザインのフォルムが、本当の「使いやすさ」をお届け。
フェイスラインにぴったりとフィットすることで、口とマイクの間の距離が自然と近づき快適な通話が可能。
また、カーブしたディスプレイ表面が親指に自然にフィットすることで、文字入力やブラウザのスクロールも快適に。
カーブしたデザインにより大きくても手に馴染む違和感のない携帯性。またカーブしたデザインを十分に配慮した
耐久性を実現。曲面デザインの本体カーブに合わせて湾曲した「曲面バッテリー」を搭載。
本体内部スペースを効率的に活用し、長時間の使用でも安心な3,500mAhの大容量を確保。

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プロフェッショナリズム

2014-01-22 06:42:18 | インポート
仕事をする上でプロフェッショナリズムが極めて重要なことは議論の余地はない。
その上で、一歩前に出て色々な人とオープンに議論することが必要だ。
外部の方と積極的に関わっていくことで思考の幅が広がり、その中に思わぬヒントがあるものだ。

プロフェッショナルだからこそ注意すべきは、専門用語を頻繁に使ったり、自分の狭いロジックだけで話さないようにすること。

小学生でも分かるように話す。

相手に理解してもらうためには、時にプロフェショナリズムの鎧を脱ぐことも必要だ。
裏を返せば、それができるのが本当のプロフェッショナルなのだろう。





年末の大掃除 不燃ごみ

2014-01-17 05:18:34 | インポート
年末の大掃除で家中を整理して出た大量のゴミ。

燃やすゴミは、年末12月30日まで収集があり、年明けも1月6日から通常どおり週2回の収集が始まっているので早々に処理できて問題はありませんでした。

一方、燃やさないゴミの収集は、年末の最終収集日が12月27日で、年明け最初の収集日が本日1月17日。
小樽市の場合、燃やさないゴミの収集日は通常2週間に1回ですが、この年末年始は暦の関係もあり実質4週間ぶりとなりました。

年末から置いてあったぎゅうぎゅうに詰めた40リットルの指定ごみ袋3袋と、袋に入らずごみ処理券をはった古い空気清浄機をやっと出すことができて、あースッキリ~

  



小樽市の平成25年度予算書によると、市で行っているゴミ処理の経費は3億5千万円ほど掛かっているようですが、ごみ袋購入で市民が負担する手数料は2億円ほど。

私が今回これだけ大量のゴミを出しても負担は80円×4=320円。
これを高いと安いとみるかは賛否両論あるでしょうが、私は安いと感じています。経費と負担の均衡をとるべきと考えます。


それにしても収集車の方は作業が大変そうですね。
4週間ぶりの収集、さらに年末の大掃除分で普段よりも収集量が多くなることが見込まれる上に、雪で道路が狭くなっています。
本当にお疲れ様です



参考:小さな幸せ



-15℃にはほぼならない小樽

2014-01-15 05:52:48 | インポート
この数日の寒さが非常に厳しく感じます。

「今年は寒いなあ。」

と毎年言っているような自分ですが、実際のところはどうなのかと気象庁のページを調べてみました。

小樽の気象データ(気象庁HP)






2013年1月と2014年1月(14日まで)の気温データを並べてみます。

一見すると今年2014年のほうが寒いように見えますが、よく見ると縦軸の目盛りの数値が異なっています。

2013年1月の最高気温は1月25日の3.8℃、最低気温は1月9日の-10.5℃。
2014年1月の最高気温は1月7日の2.6℃、最低気温は1月12日の-9.9℃。

こうして数値だけ見ると、気温は昨年とほとんど変わりがないようです。

挨拶代わりに交わされる「今年は寒いよね~」、「今年は雪多いねえ~」というセリフは、案外当っていないのかもしれません。


ちなみに、過去50年間で最低気温が-15℃を下回っているのは、4日だけでした。

1968年2月22日 -16.0℃
1978年2月17日 -17.2℃
1985年1月25日 -15.2℃
1998年2月 7日 -15.1℃


小樽の最低気温は平年値で1月-6.1℃、2月-5.8℃。
日本海に面しているせいか、小樽では-15℃以下になることはほとんどないのだとあらためて認識しました。




4世代ディズニー

2014-01-13 09:39:01 | インポート



遥と葵が楽しみにしていたディズニー旅行




今年は東京ディズニーリゾート30周年の「ザ・ハピネス・イヤー」。




「3世代で30周年のパークを楽しもう。 家族みんなで3世代ディズニー。」
という広告を目にしましたが、4世代はそう多くないでしょう



買った服をさっそく着るたもちゃん。

「3000円くらいだと思って五千円札ば出したら、100円玉がポロンと1枚返ってきたんだわ。
ヒョイっとレシート見たら4900円だったんだわ。いやーいやーまいったなー」

風呂上がりの二人と談笑するたもちゃん。

「そういえば今日くまのこっこ、いなかったなあ。」 → 「それは明日行くシーにいるよ。」

楽しい会話がたくさんありました。




真っ白な小樽に帰ってきたら、雪のないディズニーランドがよけい夢のように感じました。




志村元市長のご逝去 志村さんとラグビーの思い出

2014-01-07 07:48:08 | 小樽のラグビー
志村和雄さんがご逝去された。

元小樽市長であり、小樽市ラグビーフットボール協会名誉会長。


(クリックで拡大)

志村さんが市長を務めたのは3期12年、昭和50年(1975)から昭和62年(1987)まで。
ちょうど自分の小中学校時代であり、初めて名前を覚えた小樽市長が志村さんだった。

小3でラグビー少年団に入った当時、最上町にあるからまつグランドで毎週日曜日の午前中に練習していた。
ラグビー少年団を教える社会人チーム「オイズクラブ」のメンバーだった志村さんにもよくラグビーを教わり、一緒にプレーしたものだ。


「市長さんは忙しいのにラグビーの練習して疲れないの?」

小学生だった自分の質問に、志村さんはこう言った。

「日曜日にラグビーで汗を流すと疲れが吹っ飛ぶんだ。」

ラグビーの練習後は、いつもくたくたになっていた当時の自分にとっては理解のできない言葉だった。


市長として日々直面する行政課題に取り組み、慌ただしい公務のわずかな合間に、からまつ公園に上がって仲間と体と体をぶつけあって汗を流す。試合中はどんなにプレーがヒートアップしても、ひとたび試合が終わればノーサイド、みんな仲間だ。
そんなラグビーが志村さんにとって一服の清涼剤になっていたのだろう。

入船町にあるご自宅は帰り道だったこともあり、練習後うちの小さな車に乗って帰ったこともあった。



志村さんが市長在任中の昭和55年(1980)、ニュージーランド・ダニーデン市と結んだ姉妹都市提携は大きな功績の一つだ。

オールブラックスが初めて来日した昭和62年(1987)、ダニーデン(オタゴ)出身だったアランウェットンやバーニーマカヒルなどオールブラックスメンバー4名がチーム一行と別行程で来樽し、からまつグランドで小中高生にラグビー教室を開催したことは、今考えても特に異例のことだったと思うし、ダニーデンにある世界トップクラスの名門クラブに小樽の「オイズクラブ」が過去4度の遠征をしてこれたのも特筆すべきこと。
これらは、すべて志村さんが先導し、道筋をつけてくれたものだと言っていいだろう。


晩年の腰を曲げ杖をついて歩くお姿が忍ばれる。

謹んでお悔やみを申し上げます。





アイディアが素晴らしい 手洗いつき小便器

2014-01-06 05:13:24 | インポート
素晴らしいアイディア。
これは確かにエコですね。

ハンカチを持っていないと、ハンドドライヤーまで水がポタポタとたれちゃうのが玉にキズかな。




てっぺんに手洗い器がついた男性用小便器が昨年12月、エコプロダクツ大賞エコサービス部門の優秀賞を受賞した。西日本高速道路会社と衛生陶器大手TOTOの共同開発。手洗い水を便器の洗浄に再利用する節水機能が評価された。一般の小便器は洗浄に水1~2リットルを使うが、手洗いつきは15%ほど少ない。2012年11月から大分自動車道の山田サービスエリア(SA)、13年4月から名神高速の大津SAで導入。見た目の面白さもあり、ネットで「アイデアに感動した」と話題になった。西日本高速は、各地で手洗いつきを増やす考えだ。便器の更新時に検討する。「洗面台が減り、トイレをゆったりつくれるかも」(広報)という。

ソース:朝日新聞


ゼロ/堀江貴文 レビュー

2014-01-05 07:04:29 | インポート


図書館で借りた本

ゼロ/堀江貴文

自分の心に響いた部分を以下抜粋メモとして。

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チャンスは誰にでも平等に流れてくる。

川で洗濯をしていたおばあさんは、奇妙な桃だと怖がらず、洗濯中で忙しいと無視せず、とにもかくにも大きな桃に飛びついた。鬼退治の物語はおばあさんが桃に飛びつくところから始まった。
目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか。人としての「ノリのよさ」が重要である。
フットワークの軽さ、好奇心の強さ、リスクをとる勇気、これらの総称が「ノリのよさ」である。
必要なものはチャンスを見極める目ではなく、躊躇せず飛び込む「ノリのよさ」。


やりがいのある仕事をしたいというが、やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。

長野刑務所服役中に無地の紙袋をひたすら折る仕事を与えられた。担当者から折り方の説明を受け、ノルマとして1日50個を課せられた。どうすればもっと早く、もっと上手く折ることができるのか。教えられた手順に無駄はないか。折り目をつけるときに紙袋の角度を変えてはどうか。担当者から教えてもらった手順をゼロベースで見直し、自分なりに創意工夫をして3日後には79個折ることができた。単純に楽しいし嬉しい。仕事の喜びとはこういうところから始まる。仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り返す。能動的なプロセスの中で「与えられた仕事」は「つくり出す仕事」に変わっていく。やりがいのある仕事にするのは自分自身の取り組み方の問題である。


仕事を好きになるたった一つの方法とは「没頭する」こと。

人は何かに没頭することができたとき、その対象が好きになることができる。
スーパーマリオに没頭する小学生は、ゲームを好きになる。
ギターに没頭する高校生は、音楽を好きになる。
没頭しないまま何かを好きになることはなく、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。没頭するためには自分の手でルール、目標をつくること。長期的な大きな目標ではなく、短いスパンでギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、それに向かって猛ダッシュする。


「悩む」と「考える」は違う。

「悩む」とは物事を複雑にしていく行為。人は悩もうと思えばいくらでも悩むことができる。
「考える」とは物事をシンプルにしていく行為。原理原則に従い、理性に耳を傾けること。湧き上がる感情とのせめぎ合いであり、感情を退けて下す決断はときに大きな痛みを伴う。しかし、感情に流された決断は迷いがつきまとい、後悔に襲われる可能性がある。理性の声に従った決断には、迷いも後悔もない。
シンプルだったはずの課題を複雑にしているのは、心であり揺れ動く感情である。自分の人生を前に進めていくためには迷いを断ち切り、シンプルな決断を下していく必要がある。

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「泳ぐのをやめたら死んじゃうマグロみたいに、堀江さんも働くことをやめたら死んじゃうんじゃないですか?」
知人からそう言われたという筆者は、小学生のときから死への恐怖にとらわれてきたという。
死を忘れるために働き、死を忘れるために全力疾走してきた。
他人からみればとんでもない努力家と言われても、そんな努力は当たり前のことと切り捨てる。

感情に流された決断には迷いや後悔がつきまとうとし、感情を退け理性に耳を傾けて、ときに大きな痛みを伴いながらも常にシンプルに決断を下してきた。合理主義に徹し、猛スピードで人生を突進する筆者であるが、こうした価値観を育んだのは彼の生い立ちが深く影響しているのだろう。感情を押し殺し、冷静に、ある意味ではドライに切り捨てる決断をこれまでしつづけてこれたのは、なるほどそういう境遇であったからなのかと納得した。

既得権やしがらみなど世の中にはびこる不合理によって現代社会は閉塞感にとらわれている。だからこそ徹底した合理主義を貫き、裸の王様にはハッキリと裸だと叫ぶ筆者の姿勢に若者は共感し、多くを支持を得る。
以前、洋食を食べるのに箸を使わないのはどうしてなのかとの筆者の記事に触れて目からウロコが落ちた気がした。箸を器用に扱える東洋人は、フォークとナイフを使うよりもずっと上手にキレイにステーキを食べることができる。箸を使うことができるのは、西洋に対して優位な文化だと。

理想の姿を頭の中で思い描くことはできても、実践できず一歩を踏み出せない。そんな若者の背中を本書は押してくれる。筆者の合理的で前向きな生き方には見習うべきところが多く、たくさんの教えがある。
仕事に対する価値観、人生に対する価値観は人それぞれにあり他人に否定されるものでもない。自分の人生観とは千里の径庭があるが、それでもなお、ドライでストイックな筆者をリスペクトせずにいられない。



あっという間に読了。

話題本なのですぐに返しますね。