ハルのち晴れ。
ハルのち晴れ。
昨年10月に開催し好評を博した、小樽祝津産ホタテ「おタテ」フェア第2弾が開催される。
小樽観光協会HP
小樽市HP
6月の小樽は、「おタテ」が熱い!
北海道新聞コラム<卓上四季>より
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他力のお笑い
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんは元々俳優志望で、お笑い芸人の道は考えていなかった。
きっかけは劇団テアトル・エコーの養成所で一緒だった寺門ジモンさんの熱心な勧誘だったという。
お笑いでは素人だった2人が簡単にお客に受けるわけがない。
劇団の先輩であるコント赤信号の渡辺正行さんにネタを見てもらったところ「お前らのコントじゃ10年かかるけど、それでもやる気か?」と問われたそうだ。
自伝「人生他力本願 誰かに頼りながら生きる49の方法」にある。
体を張ったギャグで人気を集めた。
「聞いてないよお」「絶対に押すなよ」など、お約束のフレーズは幅広い世代に親しまれた。
いまで言う「いじられキャラ」を定着させた一人だ。
いじめを助長しかねないと過度な演出が論議を呼んだこともあったが、「永遠の子分肌」には、どこか憎めない親しみやすさがあった。
役者を目指すからと何度断っても、誘い続けた寺門さんがいなければ今の自分はなかったろうと振り返っていた。
芝居もお笑いも他者があって成り立つもの。
感謝の姿勢は生涯変わらなかった。
「無理に自分の弱みを隠す必要ないと思う。弱み見せていい」と自著に記していた。
後輩の面倒見もよく、多くの相談を受けていたそうだ。
「他力」とは仏教で仏の慈悲のこと。
上島さん自身がそんな存在だったのかもしれない。
惜しまれる61歳での急逝であった。
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このニュースは、衝撃だった。
何があったのかは、本人しか知ることはないが、大きな悩みを抱えていたのではないだろうか。
誰もがストレスを抱えながら、不条理に満ちたこの現代を懸命にギリギリで生きているのだと、突然のエンターテイナーの訃報に接し、改めて思った。
Googleは、「より良い上司」について調査研究している。
この調査で、「優秀な管理職」には8つの資質があることが確認された。
逆の行動が「有害な上司」の行動になるが、ほとんどの有害な上司は、自分に問題があることに気づいていない。
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■(本人が気づいていない)有害な上司の8つの特徴
(1つでも「はい」と答えたなら、有能ではないリーダー、有害な上司と見られている可能性がある)
①部下に技術指導をしなければならない時、イライラしてしまう。
――Googleの調査によると、優秀な管理職は、コーチングスキルに関して部下から高い評価を受けています。
②部下の仕事をすべてダブルチェックしなければならないと思っている
――これはマイクロマネジメントの一種であり、非常に有害な性質と考えられています。
③部下が仕事をきちんとこなしているかどうか以外には、部下のことを何も知ろうとはしない。
――心の知能指数(EQ)は、管理職としての成功を最も確実に示す予測因子のひとつ。信頼と尊敬を得るには、気遣いが不可欠。
④常に予定より遅れていて、方向が定まっていないと感じる。
――コントロールができず、仕事をうまく取り仕切れていないように見えるのは、自己管理ができていない証拠。自分自身の効率と生産性を管理できないのであれば、それをほかの人に期待するのは無理な話です。
⑤チームと対話するよりも、オフィスにこもっていたい。
――非社交的な傾向は、コミュニケーションが苦手と感じている人の特徴です。
⑥部下のキャリアアップは、自分ではなく、部下の関心事であるべきだと考えている。
――部下の成功に投資すれば、部下の忠誠心と定着率が高まります。また、あなたにとって部下が、より価値のある存在にもなります。
⑦現在のチームで既存の目標を達成するところを想像できないせいで、部署の成長を計画できない
――優れた管理職は、常に成長に関する明確なビジョンを持っており、それをチームに伝えることで、彼らのモチベーションを高めています。
⑧自分にはないスキルを部下が持っており、それに頼らざるを得ないことが気に食わない。
――一流の管理職は、自分自身の強みを知っており、チーム内の誰かの強みに脅威を感じないものです。
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さて、自分に置き換えて考えてみよう。
①部下に技術指導をしなければならない時、できない部下にイライラして顔に出ているかも。気を付けなければ。
②部下の仕事をすべてダブルチェックしなければならないとは全く思っていないので、この点は問題なし。
③自分は仕事以外でも部下のことを知ろうとしてる方だとは思う。
④業務が計画どおり進んでいるか、段取りを常に気にしている方だとは思う。
⑤チームと対話するよりも、オフィスにこもっていたいとは、全く思わない。
⑥部下のキャリアアップは、まさしく自分の関心事である。
⑦常にチームの目標、明確なビジョンを伝えるよう心掛けている。モチベーションを高めるためには夢を語ること。
⑧自分にはないスキルを部下が持っていることに、脅威は全く感じたことはない。
自分が一番気にしなればいけないのは、部下に技術指導をしなければならないときに、イライラしないこと。相手に応じて適切な言葉を駆使し、分かりやすく。
前に読んだ本の中にあった以下をしっかりと心に留めていなければ。
・叱ると怒るの違いは叱る側の感情の違いに過ぎないと認識する。
・苦しみを与えることで人は変わる、反省する、と考えてはいけない。
・叱ると罰とは、構造的な違いはほとんどない。
・苦しまないと人は変わらないという思い込みが多くの人の中に存在している。この思い込みは根深い。頭で理解していたとしてもなかなか消えないものだと認識する。
そして、歳を重ねて老化により頭が硬くなっていることも。
小樽ラグビースクールでも活用しているワールドラグビーによる子どもたちへのコーチングマニュアルを抜粋して紹介する。
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WORLD RUGBY
子どもたちへのコーチング(Coaching children)
Body language (ボディーランゲージ)
私達は自分たちが伝えていることが重要であるということを、どのように伝えたら良いでしょう。
私達が子どもたちのコーチをしている時、私達がどんな風に見え、行動しているかを考えることは、セッションの成功にとって非常に重要です。
ここにボディーランゲージの意味があります。
■次のことを実行して下さい。
■次のことをしてはいけません。
役に立つヒント(Useful tips)
WORLD RUGBY
Coaching children
子どもたちへのコーチング
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叫ばない。叫ぶときは控えめに。
言うべきことを成り行きで取り繕ってはいけない。子どもたちはそれを感じ取ってしまうから。
重要なことばかりだから、心にしっかり留めておく必要がある。
6月にはホタテフェアを開催予定。