後期高齢者突入のお祝いを行えた。

　先日，両親がともに後期高齢者になった。そのお祝いを，やっと神田は江戸っ子寿司で行えた。以前神田勤務だったときによく接待でも利用していたので，あの当時はデブだったのか。

　ふたりともまだまだ現役である。そう，のんきな年金暮らしなどできない。いやオモシロクナイので仕事を続けているのだ。探せば何でもあるものだ。

　そういう両親は，僕にとって，思春期は当然ウザッタイ存在だった。しかし，畏敬の念を抱くようになったのは，やはり実社会で自分がもまれるようになってからである。

　勝負の世界，勝負の連続。それが実社会。あらゆるところに駆け引きあり，そこに必要なのはど根性。オズマの根性論は，両親譲りでもあるということ。

　それにしても早食い一家なので，18時スタートで19時30分にはすでに「終わって」いた。カウンター席でプロの握りを見ていると，それだけで話題になる。しかし，下手な刺し身がもう食べられないという副作用も生じた。

　金銭的には，すきやばし次郎や，会社で縁のある銀座久兵衛の1/3程度だろう。でも，庶民には，江戸っ子寿司の美味しさと親近感が，「また来よう　そうだ他の人も誘って」という気分にさせるのに十分だ。