いやいや,立ち読みしてみたけど,この見出し・特集は酷い。
だって,「釣れるルアー」なんてものは「嘘」だからだ。
村田基さんが大昔に解説している。
「10人釣り人がいて,ラトルトラップで5名がヒットしたとする。残りの5名も釣っているがルアーはバラバラ。釣れるルアーなんてそんなものだ」「こうしてヒットルアーは”つくられる”んだ」
とね。
要は,「使っている人間の多さ」が釣果報告になっているだけのこと。まさか,21世紀のいま,またこんなデマカセ記事があるとは...。編集部は猛省されたし,だ。
もちろん。「こういう方向にはこうしたら使いやすい」ルアーなんてものは,ワームに限らずいくらでもある。
メトロリバーでは,心無い釣具店に行くと「イモ」を勧められるらしい。正直,もうバスが思い切り見きっているルアーの一つで,僕としては「イモのドリフト」はほぼやらなくなってしまった。本当に釣れたのは,最初の2年ぐらいだった。
でも,「信じてやっていれば釣れる」のも事実。
ヒットルアーなんてそんなものだ,と村田さんが力説していたっけ。
スラッゴーが「ソフトジャークベイト」の扉を開いたし,ファットギジットが「チューブワーム」を,ギドバグが「クローワーム」をメジャーにしたのは確か。
でも。当時もやはり「宣伝ありき」で,実際「使う人が多かったからヒットルアーになった」んだろう。
Basserはこうした特集を組まないのでいいが,所詮はマンネリ。立ち読みで十分だ。
ああ,マンネリでいつもボウズの僕が言っても納得しないか(笑)。