「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県宇佐市  「 零式艦上戦闘機22型 ( A6M3 ) 」

2013-01-21 00:07:57 | 戦闘機 ・ 自衛隊関係



零式艦上戦闘機22型 ( A6M3 )




































太平洋戦争時代に、かつて宇佐に海軍航空隊があった関係から、
大分県宇佐市文化会館 ( ウサノピア ) に行くと、
「 零式艦上戦闘機22型 1/2モデル 」が展示されている。

22型は開発当初、零式3号艦上戦闘機と呼ばれたこの試作機は、昭和17年10月に完成。
ただちに量産発注が開始され、12月には部隊配備が始まった。
そして翌年昭和18年1月29日づけで、零式艦上戦闘機22型(A6M3)の正式名称で兵器採用された。
量産はこれまた三菱でのみ行われ、17年12月から18年8月まで560機が生産された。
量産の途中からは、主翼の20mm機銃が長銃身の99式2号固定銃3型に換装され、
零式艦上戦闘機22型甲(A6M3a)と称された。

主な配備先は空母部隊で、17年末から就役した。
昭和18年1月から陸上基地部隊支援のためにラバウルに進出した1航戦航空母艦「瑞鶴」戦闘機隊は、
21型/22型の併用だった。



大分県宇佐市 ・ 近代土木遺産 「 宇佐海軍航空隊 」

2013-01-21 00:06:26 | 近代化産業遺産・土木遺産



掩体壕の中でエンジンの一部を含め内部構造を見ることが出来る








史跡公園として整備されている城井1号掩体壕








今では物置として使用されている掩体壕







あちこちに掩体壕が点在する城井地区







掩体壕の飛行機型が戦争の事実をリアルに表している







真っ直ぐに伸びた道路は、かつての滑走路跡







空から見た宇佐海軍飛行場




所在地 /  大分県宇佐市城井
竣工  /  1943年 ( 昭和18年 )
■  城井1号掩体壕  宇佐市指定史跡
■  掩体壕群  Aランク近代土木遺産



この地に海軍航空隊の設置が決定したのは、昭和12年のことである。
昭和14年には練習航空隊が開隊し、訓練を開始する。
太平洋戦争が勃発すると戦闘機、爆撃機を守るために掩体壕が必要となり、
昭和18年から築造が始まった。その工法は最初に土盛りを作り、
そこに鉄筋組みを行ってコンクリートを打設する。
硬化したら中の土を取り出せば完成である。
こうして型枠無しで曲面の構造体を素早く作る苦肉の策であるが、
思いのほか頑強で、現在も農機具倉庫や車庫などに活用されている。
戦時中に造営された掩体壕のうち数基と道路となった滑走路跡が今も残っている。

終戦の年、ここは作戦部隊となり4月には神風特別攻撃隊が編成され、
串良基地などを経て南の海へ散って行った。
その数は154名に及んだといわれている。


宇佐海軍航空隊、掩体壕へのアクセス
宇佐海軍航空隊、掩体壕へは、JR日豊線柳ヶ浦駅より車で10分。
自動車では、別府宇佐道路・宇佐ICより宇佐市内のパブリック21より左折し、約5分。
駐車は、城井1号掩体壕史跡公園内にトイレ・無料駐車場が完備されている。

※ 城井1号掩体壕のみ史跡公園として整備されているので見学は可能だが、
   他の掩体壕は無断立ち入り禁止になっている。


横綱・白鵬の綱締実演と土俵入り

2013-01-21 00:04:19 | 相撲



不知火型の白鵬の土俵入り













































横綱・白鵬の綱締め







綱締め準備が出来るまで花道で待つ








土俵で綱締めを始める







長さ6mの綱を巧みに締めて行く







不知火型の白鵬の綱の結び目は双輪になっている











昨日、史上最多32回の優勝回数を誇る元横綱・大鵬(納屋幸喜)さんが亡くなられた。
子どもの頃、大鵬は最大のヒーローであり、強さの象徴だったように思える。
優勝回数32回も歴代1位だが、8割3分8厘の勝率も1位である。
通算勝数746勝の大鵬は全ての面において歴代の大横綱である。
ちなみに亡くなられた大鵬の土俵入りは、 「 雲龍型 」 であった。

横綱の土俵入りには、雲龍型と不知火型がある。
白鵬の不知火型は、第11代の横綱・不知火の土俵入りが美しく、感動的であったので、
土俵入りの型として後世に伝えられた。

横綱は、重さ14キロ、長さ6mの綱を綱を締めて土俵入りする。
不知火型は両手を大きく広げてせり上がる。
これは 「 攻め 」 の型を表している。
また綱の結び目が雲龍型は一輪のに対して、
不知火型は双輪になっている。