
零式艦上戦闘機22型 ( A6M3 )




太平洋戦争時代に、かつて宇佐に海軍航空隊があった関係から、
大分県宇佐市文化会館 ( ウサノピア ) に行くと、
「 零式艦上戦闘機22型 1/2モデル 」が展示されている。
22型は開発当初、零式3号艦上戦闘機と呼ばれたこの試作機は、昭和17年10月に完成。
ただちに量産発注が開始され、12月には部隊配備が始まった。
そして翌年昭和18年1月29日づけで、零式艦上戦闘機22型(A6M3)の正式名称で兵器採用された。
量産はこれまた三菱でのみ行われ、17年12月から18年8月まで560機が生産された。
量産の途中からは、主翼の20mm機銃が長銃身の99式2号固定銃3型に換装され、
零式艦上戦闘機22型甲(A6M3a)と称された。
主な配備先は空母部隊で、17年末から就役した。
昭和18年1月から陸上基地部隊支援のためにラバウルに進出した1航戦航空母艦「瑞鶴」戦闘機隊は、
21型/22型の併用だった。