「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県宮古島  ・ 平良綾道 ( ピサラアヤンツ ) 「 祥雲寺石垣 」

2013-01-25 00:52:24 | 沖縄の文化財




























平良は ( ピサラ ) と称し、人の住むにふさわしい地。
綾道 ( アヤンツ ) は 「 美しい道 」 の意味で、それぞれ宮古コトバである。
平良五箇 ( ピサラグカ ) は、旧藩時代の間切りで、
西里、下里、荷川取、東仲宗根、西仲宗根の五村のことである。
この平良五箇の歴史を探して綾道を歩いたので、
これから少しずつ紹介して行きたいと思っている。

祥雲寺は薩摩藩の建議で1611年に山月和尚によって開山された。
当時の寺域はどの程度あったか定かではないが、
1685年になって住職の輪番制 ( 3年交換 ) を設けているところから、
寺域も次第に整備されて来たものと推定される。
『 球陽 』 は1696年の大地震の際、寺の石垣が崩されたことを記しており、
このころすでに祥雲寺の石垣があったことを示している。

18世紀の初頭、宮古では全域にわたって大規模な土木工事が進められており、
このとき祥雲寺の石垣も改めて築かれたものと考察される。
戦災をはじめ都市計画等によって平良の町並みも大きく変貌し、石垣も消滅しつつある。
当時の石垣文化を知る上からも貴重な建造物である。

所在地 : 宮古島市平良西里



熊本県天草市  「 志安橋 ( しあんばし ) 」

2013-01-25 00:50:57 | 熊本の石橋




































所在地 / 熊本県天草市亀場町食場
架橋  /  明治15年 ( 1882年 )
石工  /  大塚光治、横山為吉、大塚芳太郎、大塚要太郎ほか
長さ   /  8.8m   幅   /  3.0m
拱矢  /   3.4m   径間  /  7.1m 
単一アーチ



志安橋は、本渡の食場を流れる宇土川に架かる石橋で、
路面はコンクリートで舗装されているが、
往時の姿を残し、周辺地域の田園風景に溶け込んでいる。
現在も通学路として利用されており、地元の子どもたちに親しまれている。



沖縄県宮古島   「 平良港荷川取沖防波堤灯台 」

2013-01-25 00:49:05 | 宮古の灯台

















































平良港から右手に公園のようになった場所に白い灯台が見える。
ここの防波堤灯台は陸続きなので歩いて行けることを船から確認して島に渡った。
そして、その翌日に陸から灯台を訪れた。


灯台表番号 7180
ふりがな / ひららこうにかどりおきぼうはていとうだい
標識名称 / 平良港荷川取沖防波堤灯台
所在地 / 沖縄県平良港(荷川取沖防波堤外端)
北緯 / 24-49-05 
東経  / 125-16-36 
塗色 / 白色
灯質 / 群閃緑光 毎7秒に2閃光
光度 / 実効光度 26カンデラ
光達距離 / 3.5海里
地上~頂部の高さ / 9.4m 
平均水面上~灯火の高さ / 12m 
地上~灯火の高さ / 9.15m
業務開始年月日 / 平成1年11月29日
光源 / LED(発光ダイオード)
電源 / 自然エネルギー(太陽電池)