
グスク頂部の拝所には 「 千年貝 」 が祀られている

わずかに残る石垣

グスク頂部は公園として整備されている

比嘉集落からグスクへと続く階段

グスクの入り口にある看板

グスクからアマミチューの墓があるアマジン島が見える
比嘉グスクは、沖縄中部地方の東に位置する浜比嘉島にあり、標高44mの独立丘にある。
別名を 「 アガリグスク 」 とも呼ばれ、グスク北側に城門があり、
南側にある階段を百余段登ると、頂上の一の郭に至る。
グスクの築城者は不明だが、築城年代は13世紀ごろだと考えられる。
比嘉グスクには、これといった伝説もないが、一の郭の東側の御嶽には千年貝が祀られている。
グスク自体は市の農村総合整備モデル事業の一環として公園化され、
わずかに残った野面積みの石垣があるが、昔の面影すら残していない。
また、浜比嘉島の兼久集落の南に 「 シルミチュー洞 」 があり、
沖縄開闢 ( かいびゃく ) の祖神アマミクは、久場 ( クバ ) 島を足がかりにして浜比嘉島に上陸し、
シルミチュー洞に住居し、死してアマンジ ( アマミチューの墓 ) に葬られたと伝えられている。
比嘉グスクへのアクセス
比嘉グスクへは、与勝半島から海中道路を通り、平安座島から右に行き、
浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島に入り、左へ進むと比嘉集落の右側の丘陵上にある。
駐車は、比嘉公園上り口の階段の下に4、5台の駐車スペースがあるのでそこに駐車できる。