一昨日の永井龍雲のコンサートに続いて、
昨日は大橋純子と山下洋輔、それに山下洋輔が率いるAxis Mundiと、
ゲストにキーボードの大山泰輝が加わったコンサートに行って来た。
ピアノは小学校時代を4年間田川で過ごし、後藤寺小学校を卒業した山下洋輔さん。
ベースはナスノミツルさん。そしてドラムの植村昌弘さんがアレンジなどを担当し、
「 スパイダー 」 では、フルートのMiyaさんが譜面のないコンダクションを行い、
Axis2番では、ピアノの山下洋輔さんとキーボードの大山泰輝さんが腕力比べをしたり、
面白いステージを満喫させてもらった。
ドボルザークの 「 家路 」 では、山下洋輔さんの切な過ぎるほど流れるメロディーと、
Miyaさんのフルートの音色が心に響いた。
2日続けてコンサートに行くのは初めてなので、
感動の余韻が入り混じった贅沢な時間を過ごさせてもらった。
これも日頃から頑張って仕事をしているご褒美だと
自分勝手に良いように解釈している。
大橋純子さんは、自身の名曲 「 たそがれマイ・ラブ 」 や
「 シルエット・ロマンス 」 を聴かせてくれ、
他にもハードロックな曲、 「 ブラック・ナイト 」 も唄ってくれた。
大橋純子さんが未だそんなに売れていないころ、
初めて聴いたのが、競輪学校時代の同班で、
仲の良かった神奈川の山田良彦さんのカセットテープである。
「 あなたは いい人ね 友達を紹介してくれる
困った時は 相談しろと 救いの手 差し伸べてくれた
違うの あなたは 心を読めないの あなたは とても 残酷な人 」
この 「 やさしい人 」 という歌は、
” 残酷な人 ” という歌詞がとても印象に残っている。
そのころはLPレコードをカセットテープに録音して聴くのが当たり前だった時代で、
大橋純子さん以外にも森田童子の 「 グッドバイ 」 のアルバムの中の
「 さよならぼくのともだち 」 なんかも聴かせてくれた。
ボクは、日田までよく練習に行っていたので、
耶馬溪から日田までの景色を思い浮かべながら、
日田出身の山崎ハコの 「 望郷 」 を聴いていたら、
「 なんだよ~暗い歌だな~ 」 って言われたことを憶えている。
そんな山田さんも一昨年、心筋梗塞で急逝し、寂しくなった。
ちなみに山田さんの娘さんはソフトボールで
北京オリンピックの金メダルに貢献した山田恵里さんである。
話が大きくそれたが、ジビエ料理でワインやビールを飲んで、
ほろ酔い加減で気持よくなった時に聴くナマの音楽は
素面の時の 「 よし聴くぞ! 」 って、身構えていないから
柔らかに受け入れられて良いものである。