「余の首の自在なること、目に見るがよいぞ。」
海遊館のキング若様(勝手に命名)、首を見事に伸ばして曲げています。
キングの首が実は長くてかなり自由に曲がるということは、これまでにもネタにしてきました。
今回は、ちょっと違います。側頭部の勾玉型斑紋についてです。
イヤーパッチとも呼ばれる耳当てみたいな黄色い部分は、胸のオレンジイエローと完璧なコーディネートを見せております。
ややもすると耳から胸まで黄色がつながっているように見えますが、じつは。ご覧の通り、区切り線が入っております。
ノドからハラの両側線へ、黒線が1本つながっていて、マジックで引いたような細い線が、オレンジ黄色エリアを区切っているのです。
ここが、エンペラーの模様との大きな違いですね。エンペラーは区切りがない、というよりもイヤーパッチがもともと閉じてないデザインです。
2種は同属ですからいわばご親戚ですが、似ているようでずいぶん違います。見比べてみましょう。モデルのエンペラーは、名古屋港水族館の仲良し2羽です。