Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

朝食のガチョウ脂

2022-11-25 | 料理
車中のラディオが午後のニュースを伝えていた。金曜日にバーデンバーデンに続いて支配人の古巣ドルトムントでテオドール・クレンツィス指揮ムジカエテルナの演奏会が開かれる。そのギャラをウクライナに寄付するという報道だった。文化波とは言いながらそこに音楽ニュースが入ってくるのはペトレンコがベルリナーフィルハーモニカーによって推挙されたという事以来だろう。亡くなってもそこの位置で伝えられる音楽家はドミンゴぐらいかもしれない。

印象は奇妙な感じで、自らの交響楽団に未だ君臨していることから時間稼ぎの為にもなんとか首を繋ぎたいのだろう。バーデンバーデン前後でそのロシア人演奏家のコンサートマスターなどまたテノール歌手からプーティンの為のプロパガンダをSNS等で展開するものが続出して、即出場停止となった。

そうした楽員や合唱団員の個人沙汰には関心がなく、それらを逐一質すことも無用なことである。そもそもプーティンの資金援助を受けている連中を招聘したり、催し物をするべきではない。指揮者クレンツィスもそのような支援を受けて活動しているならばこちら側では一切仕事をするべきではない。ケジメをつけるべきである。さもなくばプロパガンダ活動とされて当然である。

「ヘンゼルとグレーテル」の券が届いた。敢えて本券を送って貰った。何か嬉しいのだ。記念になる公演となるかどうかは分からない。そもそも家族向け公演だからがさがさしているだろう。それでも嬉しいと思うのは券の売れ方である。一部のクラスでは一桁の数しか残席が無くなっている。それも私が購入したのと同じ価格帯で75ユーロから58を挟んで42ユーロ迄が売れ筋だ。理由ははっきりしていて18歳以下の子供は一律10ユーロなので、親がそれ相応の席を購入して隣をとなるからだ。親子二人で90とか55ユーロとかになる。勿論視界のいい席を購入して、悪い席や立ち見は売れていない。一方最高価格の102もその下の90ユーロもなかなか売れないようだ。同じ傾向の高額券の回避は並行上演中の「ローエングリン」にもあるのだが、そちらは立ち見など安いところは売り切れに近い。

寒くなってきたので、篭り部屋までのヒーターのガス抜きをした。お陰でリヴィングの温度も若干上がるようになってきた。これで篭り部屋に移っても最低の暖房は効く。ボイラーだけでなく弁も新しくなったので、水の流れが喧しかったりするので上手く調整していかないと駄目だ。先ずは十分なお湯が流れて欲しい。

冷蔵庫の掃除もほぼ終わり、シャワー廻りも終わった。篭り部屋の掃除が済めば、ぼちぼちの移動可能となった。ベットも冬用に暖かいシーツ類に替えたい。夜中に足が寒くて何度も目が覚めた。

日没も16時半なので一っ走りするのに早めに出かけなければいけなかった。右足は未だ完ぺきではないが、力を入れられる様になって痒みも緩くなった。走る回数も距離も平常に戻せそうである。二週間だけは運動量を落としたことになる。

朝食にも色々な脂物を購入してパンに塗って温まる。まるでエスキモーの様である。



参照:
11月の古い鎮魂歌 2022-11-23 | 暦
聖マルティンを越えて 2022-11-21 | 暦
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味無しのカボチャの実

2022-10-02 | 料理
クロンベルク視察行の準備である。ここワイン街道からはフランクフルト市内に行くよりも早い。距離としても10km近く遠いだけで、ラッシュ時でなければ大分早い。日曜日なのでどちらも空いているが、アウトバーンが走り易いだけ楽である。

よって、燃料だけは給油しておいたが、エンジンオイルも不要であり、飲み物も何も必要ないだろう。寧ろ現地で現金を使って小銭を作りたい。車の中の小銭が全くなくなってしまって困っているからだ。ヘッセンだから、暖かいコーヒーなどは期待していないけど、水ぐらいか。

さて、楽曲のお勉強は、一曲目のハフナー交響曲、古楽奏法の折衷的なハンブルクの楽団の演奏なので、其れに留意してとも思うが、参照音源を探す程の事があるのかどうか。二曲目は、エマニュエルバッハのイ長調チェロ協奏曲Wq170で殆ど知らない曲だ。楽譜を探すと何とかピアノ譜だけは出てきた。これは何を聞いてもお勉強になるだろう。三曲目は休憩後に抒情組曲の弦楽合奏版の第二楽章から第四楽章。弦楽四重奏曲としては馴染みであるが、弦楽合奏として聴くのは初めてかもしれない。楽譜は手元の四重奏曲版で。その次が同曲の第六楽章をテオヴァ-ヴェイという最近亡くなった人の編曲で、バックステージから歌が入る。つまりトリスタンのパラフレーズをどのように入れてくるかだ。兎も角久しぶりに、抒情組曲の音を聴けるのも嬉しい。それに続いて全曲に続いてアナ・プロハスカの歌でモーツァルトから二曲。彼女の歌はオペラでは聴いているのだがよく覚えていない。どれ程歌えるのか確かめないと。
Alban Berg - Lyrische Suite [Lyric suite] [With score]


これらはアンサムブルレゾナンツという指揮者ミナシが率いていて、今の今迄ペトレンコの後任者ナナシと間違っていた。アスミク・グリゴーリアンに付けているのは後者であった。これはまた名無しよりも中身があるのかどうか。プログラミングは今回の杮落としシリーズとしては結構気が利いている様には思う。

先日初めてカボチャ「HOKAIDO」を試してみた。先ずは簡単にミンチを詰め込んでグリルにしてみた。個人的にカボチャのねっちょり感があまり好きではないからだが、実際にやってみると、これでは全く甘みがなかった。抑々カボチャ自体に糖分がなかったのだろうが、残った分は切ってでも蒸してやろうと思っている。甘味が出るかどうかである。

中に詰めたものも美味かったのだが、もう一つ廻りのカボチャとの味の交わりがなんとももう一息で、なぜかなと思う。想定よりも外の皮からの実離れは良かったので、盛り付けや食べやすさは全く問題がなかった。更に下側も臍を綺麗に掃除しておけば居座りもよかったので転がるようなこともなかった。レシピ―は読んだのだがもう少しクリーミな方へ導くか、トマトオリーヴ系にするかのどちらかなのであろう。カボチャの甘みとはまた違うような。

ミンチにも火が通っていた筈なのだが、夜中に腹が痛くなった。翌日も便通などに不自然さがあったので、余程植物性繊維などが堪えたのかとも思う。蒸して食してみて状況をみてみたい。



参照:
塩気の欠けた米国の話 2008-01-22 | 生活
クロンベルク再訪へと 2022-09-26 | 文化一般
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お品書きから推敲

2022-07-26 | 料理
今日は朝から一番暑いと感じた。気温からすればに今夏二番目にはなると思うが、空気が温まっているので、暑い。ラインラントプファルツ州は夏休みでベストチョイスである。他の州との関係もあると思うが、よくやった。

暑い中を緩々と旅行の準備である。先ずは荷物を仕分け。若干検討しなければいけないのはザルツブルク初日の録音の準備で、宿で流せておけるように調整をしておかないといけない。WLAN機能が悪ければ失敗するだけだ。やはり旅行用に携帯DACを購入しておくべきだったかとも思う。

一番苦慮するのはアパートでの食事の準備である。メインと前菜、デザートは往路のミュンヘンで調達する。初日の一食と翌日の現地のパン以外の美味いもの、二日目の夜に温められるもの、三日目朝食に合わせて、更にアパートの冷凍庫が上手く機能していれば、三日目の夕食難民になった時に腹に入れるものを調達する。

バターとコーヒーミルクの少々は持って行く。更に必要なのが、洗った生野菜である。二食分は何とかなる。それ以外では紅茶のティーバック、塩コショウとオリーヴオイルだけは持って行く。更に果物類の積め合わせ。そしてなによりもワインである。一本はこちらから冷やして持って行く、二本目をダルマイールでジルファーナを購入するか。

初日にはピクニックで何を持って行くか?地元の高級肉屋で買っていくかどうか。出来るだけミュンヘンで投資した方がいいような気もする。上のお品書きでやはり問題になるのは炭水化物でパン以外をどうするか。基本はジャガイモサラダを持って行くのが一番いい。それだけでメインも活き、腹の足しにもなる。ソーセージだけでワインも飲める。

ブラームスの交響曲二番のシュタインバッハ校訂に目を通した。ざっとした印象では事細やかに演奏実践に口を出している。確かにブラームスのリズムとかシンコペーションとかヘミオラとされるその書法から注意しなければいけないアーティキュレーションやなど間違いのないような説明となっている。つまり、作曲家の記譜では足りないというのか、誤りを犯しやすかったということなのか。

因みにコメンタールを纏めているのはヴァルター・ブルーメはシュタインバッハの弟子ながら友人となっていて、最近まで毎日眺めていたフィルップスブルク原発の町出身1883年生まれで1933年に亡くなっている。シュタインバッハはケルンのギュルニッヒ管弦楽団の指揮者であったので、その弟子にはクナッパーツブッシュやブッシュ兄弟が挙がっている。(続く


写真:シュタインバッハ指揮の座っている1899年のマイニンゲンのカペレ。



参照:
三種類の新たな図柄 2022-07-25 | 生活
見えなくなった水蒸気塔 2020-05-16 | アウトドーア・環境
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持続的多様性のある味

2022-05-12 | 料理
頂上攻撃をこなした。所要タイムをまた縮めた。GPSの関係で距離が短くなっているので平均速度は落ちている。それでも所要タイム以上の計測はない。歩速で182まで上がっているので下りで飛ばせている。実感としても上りで息が上がり切らず、頂上から下りてくるときに上がり168、ラストスパートで172になっているのを見ても、なによりも足の運びがよかったので結果は頷ける。

上りの中間地点にいた自転車のお兄さんに声を掛けられた。頂上までどれぐらい掛かるかとの問いかけだった。20分もあれば十分と答えたが、実は20分で走れれば自己のベストタイムに近づく。既にそこ迄19分ほど掛かっていたので、そのペースでは25分ぐらいは掛かると目論んだ。実際に頂上折り返しは44分を超えていた。それでも一時からすると大分早くなっている。下りに時間を計算して70分を目指せるかどうかだった。

下っていると、先のお兄さんとすれ違った。大分後から追いかけていたようだが、途中で抜かれずによかった。下りで頑張って、70分を四秒ほど超えた。まだまだ自己最高タイムからは15分以上遅いのだが、60分は見えてきた。先ずは足の運びがよくなって蹴りが入るようになったのが嬉しい。外気温も23度超えぐらいだったので、陽射しはもう殆どなかったのだが、汗は十分に掻いた。

ケルンから東へ30キロほどの街リンドラーでチャイコフスキーの交響曲の練習が中止されたとの記事を読んだ。ユース管弦楽団がコロナ前から準備していたプログラムでチャイコフスキーの二番と三番交響曲が演奏される筈だった。所謂「小ロシア」つまり「ウクライナ」という曲である。それを知った街の議会は、地元に避難しているウクライナ人に配慮してプログラムは適当ではないとして、練習の中止を申し入れて決定した。しかしその後に批判が上がり、指導者との協議でチャイコフスキーを演奏する前にウクライナ国歌と曲を演奏して、収益をウクライナ人への寄付とすることにしたと決定を覆した。

勿論最初のロシア音楽演奏の中止は、所謂検閲であって許されないのだが、悪気はなかったともみられる。地方新聞の社説にある様に誤ることはあっても誤りを修正することが大切だと、地方の街でありがちな事件だったようだ。

どちらにしてもそうした芸術文化活動も政治社会と無関係に成立しない。重要なのは論議され得る環境がそこにあるのかどうか、そこにどのような意見が交わされていたかを知ることであろう。

先日パン屋で購入したアップルのものに代わって今回は何も入っていないものを購入した。乾き方なども試してみなければ分からないが、暑い時にも数日間楽しめるぐらいには長持ちして欲しい。



参照:
バタバタしないように 2022-05-11 | 料理
露文化排除のウクライナ 2022-05-06 | マスメディア批評
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バタバタしないように

2022-05-11 | 料理
散髪を済ました。嬉しい。暑くなれである。水曜日は摂氏30度を超えるというので、準備を考える。朝からお茶を沸かして冷やしておく必要はありそうだ。1リットルでは足りないだろう。

甘いものが欠けると不甲斐ない。先週パン屋で購入したベーコンとか玉ネギとか入っているスティックは甘くはないがそれなりに良かった。途中でお茶のところてんゼリーも作ったが、チョコレートもないので飴ぐらいでは直に口が寂しくなる。

本格的に暑くなる前に一発頂上攻撃が可能なのかどうか。散髪して頭は軽くなったが、気温が高い中での体温の上昇に耐えられるか。汗を掻くだけの水分は足りているのか。紅茶に蜂蜜とレモンで補給しておこう。

ミュンヘンで一昨年無観客初日が生中継された新制作「バラの騎士」が初めて観客を入れて、そして大編成で上演された。批評は、十八番になっていた前の演出で二幕の幕が上がると拍手があったが、今回も踏襲しているとあった。そのバリーコスキーの演出自体は抽象化されてよく考えられているだけに、十八番として引き継がれるものになるのだろう。

しかし、音楽監督ユロウスキーは、普通ないほどにブーイングを浴びていたようで、想定よりも悪かったようだ。新聞評でも、直線的に走って滑って仕舞ったようだ。ロンドンでライプチッヒの世界最古の交響楽団ゲヴァントハウスとのツアーでネルソンズ指揮が滑っているのとは若干意味が違う。指揮が違う。ユロウスキーの指揮は生では都合三回観たが、バタバタして仕舞うのはいつものことで、違う面でもう少し聴かせて行かないと苦しい。特に「バラの騎士」は「それ程興味がある作品ではなくて、その特徴をポストモダーンと定義」したところで、そのバタバタ感とごった煮感は煮えついてしまった。昨年はコロナの制限で奈落の中で小編成で演奏をしたので目立たなかった。

ミュンヘンの劇場での音楽監督としての最初の新制作はショスタコーヴィッチ作「鼻」であった。その時のその作品自体がそれで済んだのだが、流石に今回はそれだけでは終わらない。誰が振っても分が悪すぎるのだが、前任者のペトレンコ指揮と比較されることになって、その洗練さが全くなくなっていて、楽団迄ガタガタになっているとされている。大編成の練習不足ならばいいのだがとされても、12月のエンゲル指揮でのストラヴィンスキーやシェーンベルク、バルトーク、コルンゴールトの挿入曲を聴いた感じからすれば、それは通らないだろう。

来月末にはペンデレツキの新制作「ルードンの悪魔」が待たれていて、此の侭ならば雑な演奏になってこうした超一流の歌劇場で演奏される意義すらなくなってしまう。今回の批評を真摯に受け取って、是非修正していって欲しい。



参照:
夢のような倒錯した舞台 2021-03-22 | 音
ゴーゴリの鼻の威厳 2021-10-27 | 音
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ファーストフラッシュ価値

2022-05-08 | 料理
この週末は、来週出かける「フェドーラ」と「ブルートハウス」に手を付けておかないと間に合わない。

前者は、ジョルダーノの作品で所謂ヴェリズモオペラだ。「アンドレアシェニエ」などと並んで、最も馴染みのない分野である。一昨年ベルリーニ「清教徒」室内楽版で初めて経験したように、今回も新たな領域となる。それも話がロシアのスパイものスリラーなので、これまた物語としては色々とヒッチコックなどと繋がるところがある。

正直音楽的にヴェリズモは苦手だったのだが、その劇構成とかに興味を持つようになると、新たな音楽構造が見えてくるのも先建ての「スペードの女王」にも繋がる。そこが掴めないと例えばアルバン・ベルクの器楽作品なども十分に分かっていないことになる。

先ず楽譜を落とすと、音符が始まる前に指揮者向けに舞台の一配置が事細かく図示してある。どこまで実用性があるのかどうかも見ておかないといけない。そこまで拘る作曲家なのか。そんなに音源の位置にも指示があるような複雑な音楽だったか。

そして今見ると、お目当てのアスミク・グリゴーリアンは昨晩出ておらず、来週も下りるようだ。練習風景が残っているストックホルムでのと同じ制作なので殆ど準備無しで参加可能だったはずなのだが、どうもまだ彼女のデビューアルバムのタイトル「不協和音」の状況が続いているとして、世界の協和には程遠いようである。夏のザルツブルク音楽祭には出ると語っているが、そこでのデビュー以前からの付き合いのあるフランクフルトを休むのは余程の事としか思われない。

試しに発注したダージリンが届いた。日本の煎茶並みの価格で100Gしか入っていないにも関わらず10ユーロ近くする。しかし、ラベルや真空パック、入れ替えのジップ付き袋など至れり尽くせりの商品で印象は悪くない。ファーストフラッシュの葉でフェアートレードを謳っていて十分な付加価値もある。

早速ウェッジウッドの茶器で、しかし敢えて紙の使い捨てティーバックに入れて淹れてみた。味は馴染みのダージリンで、今まで知っているものよりも混じりけがなくて、複雑ではないがやはりトワイニングなどのそれとも異なるビオな感じはあった。バックに入れた為か五分経過しても強く苦みが出るという感じではなくて、二杯目も楽しめた。バックをポットの中で上げておけばお湯と非接触になるのが大きいと思う。その意味から今迄の紅茶の印象からするととても洗練された感じになった。

昨年の新茶ということで気にしていたが、賞味期限も2024年前になっているので、その点ではこれで判断を下せる。愉しめて気軽に飲めるファーストフラッシュらしい清涼感もこれの価値でもあろう。



参照:
そこそこ話題になる話 2022-05-07 | 生活
英国の相続遺産 2004-11-15 | 料理
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徴兵免除の音楽宣伝活動

2022-04-26 | 料理
キエフの交響楽団のドイツツアーが始まる。キエフ陥落を目前に広場での演奏が生中継されていた楽団の本体である。イタリア公演中に侵攻勃発で帰国不可能となった。するとキエフで演奏していたのは参加しなかったメムバーと昔のインテリ指揮者だったのか。冴えない音しか鳴っていなかった。

兎に角、首席指揮者ガッジェーロはフランクフルトターアルゲマイネ新聞によるとイタリア出身でドイツで学んでフランスでも教鞭をとっている。

先ずテークオフとしてドレスデンの文化宮殿からのコンサートがYouTubeのドイチェヴェレチャンネルで生中継される。一月の公演からのヴィデオもあるのでそれも参考にしてみたいが、その腕を観たい。

インタヴューではなかなかいいことを語っていて、ウクライナで指揮するようになって、その姿勢から演奏の都度学ぶことがあると語っている。基本的には欧州の中での文化の芸術の音楽の在り方を体得してもらい、それは同時にヨーロッパ人として共通の文化地盤という事であるらしい。同時にその音楽は、民族主義的なものから欧州的なものへそして世界的な普遍的な文化であるということでもあるらしい。

つまり同時にインタヴューに答えているウクライナの若いヴァイオリニストは、現時点ではロシア音楽を、それも西ウクライナ出身のプロコフィエフも演奏などすればロシアのプロバガンダに寄与することでしかないとするが、それは最終的には各々の判断だとしている。幾らかは西欧で学んだ気配を感じさせるが、この楽団の無期限延長ツアーは、ウクライナの文化省だけでなく国防省の後援を受けているという。つまり、男性の楽団員も兵役を公式に免除されているという事になる。更に情報省にも公認されているのでそのものプロバガンダ楽団として活躍している。

それならば滞在費等は公的な支援を受けていることになる。同時にこの楽団のツアーの収益はユニセフに寄付されるとある。またオクサーナ・リニヴが率いるユース楽団ツアー実施への寄付活動も支援するとある。
Kyiv Symphony Orchestra, Luigi Gaggero & Diana Tishchenko (violin) | Kulturpalast Dresden


一週間前にパリ風棒々鶏を夜食に作ったスープが残っていたので、鶏の入っていない味飯につかった。温めて見て味の変化がなかったのを確認して蒸発させて量を半分以下にして使った。未だにおかしくはなっていない。大丈夫であった。味も悪くはなかった。再びリースリングに合わせた。その時はラインガウのグランクリュ2016年産グレーフェンベルクだったが、今回は一本余った2018年産フォルスターで尚よかった。

特製ソースも素晴らしかったのだが、なによりも数分で火を消して蓋をしておいておくことで味が出てしまうことなく棒々鶏を愉しめた分、今度はスー^プの味は薄めだった。だから凝縮した価値があった。結局二度の料理で火を使う時間はそれほど変わらないことになる。



参照:
大統領の椅子のような 2022-04-25 | 生活
ワインに合うパリ風棒々鶏 2016-05-24 | 料理
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和解などない露宇兄弟

2022-04-07 | 料理
フランクフルターアルゲマイネ新聞が在ベルリンのウクライナ全権大使にインタヴューをしている。

先ずはブッチャの虐殺に関して、軍の中で起きた事なのか組織的なテロ行為なのかを質すと、寧ろ後者ではないかと正直に語っている。そして此れで少しでもウクライナの当事者としての視座が世界に伝わるのではないかとしている。

さて、文化欄であるので、先日のシュタインマイヤ大統領主催出席拒否の経緯を質す。これは、更に虐殺事件を受けてその言い分が強化されている。つまり、爆撃を受けているだけでない当事者としてロシアとロシア人との和解などはありえないというのだ。つまり当面はロシア人全ては敵であり、それは停戦しても終戦しても当分は続くと、ドイツとフランスの関係にも触れて説明している。

更にロシア人の友人がないのかという問いに一度も持ったことがないと強弁している。これは誰も信用しない。私でも両国に友人がいる若しくはいた。あり得ないが、家族関係に関しても説明していて、奥さんの母親がロシア人との混血で侵攻の日に彼女のモスクワにいる妹と電話した逸話を披露する。そして、電話のこちらの状況を幾ら伝えようとしても嘘だと信じようとしなかったので、姑さんはもう妹はいないと言い出したという。

なるほどこの逸話は同様のことは独仏の集まりでも話題になることで、イザとなると国境間でそのように立場が変わってしまう事を如実に感じさせる。

だから、イスラエルに帰化したキーシンやロシア生まれのアメリカ人がどのように反プーティンであっても関係なく、ロシア人でしかありえないというのだ。ここまで知ればキリル・ペトレンコもキャンセルしなければ矛先に立たされていた。流石にここでは名指しされていない。

そしてロシア文化に関しても、自分自身の家族は毎年大晦日にチャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聴くのが年間最大のイヴェントなのだと、好きな作曲家が問題なのではなく、現時点においてロシア文化を共に愉しむような時ではないと言い切っている。

そして大使は、このキャンセルに反してウクライナから意義を挟む反応は皆無だったとしている。そしてドイツが如何に当事者意識がなく肌感覚がないかという事だと説明している。

第三者からすると、兄弟国のような丁度日本と朝鮮のような国がいがみ合うのは不思議なのだが、時間を掛けてここまでになる。そして修復するのも容易ではなく、最大の敵であり続けるという事らしい。

月曜日に大きなイチゴトルテを購入した。パン屋の跡継ぎはケーキ職人であることは知っていたが、今迄見た中で一番美味そうだったから購入した。実際にこの手のものでは最も美味い。なによりも甘さを抑えておらず、イチゴの下のゼリーからその下のババロア迄の配合が最高で、その下のスポンジを濡らしている。しかしべとべとしない。日持ちが心配だったが、火曜日から冷蔵庫に入れて、現在のところ全く問題がない。兎に角、甘美味なので傷む前に平らげて仕舞える。



参照:
„Alle Russen sind gerade unsere Feinde“, SIMON STRAUS, FAZ vom 6.4.2022
オミクロンの格安感 2022-01-15 | 料理
独大統領の不可解な演奏会 2022-03-28 | 文化一般
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あか抜けないもの

2022-02-19 | 料理
オペラ「ボリス・ゴドノフ」の楽譜をダウンロードした。先ずは版などを気にせずにざっくりと流しみよう。参考音源などもあまり気にせずに手元にある名盤のアバド指揮の復活祭版を使ってみようかと思う。色々と問題点が分かって来ればいい。3月5日の公演は挿入されていて、どういうところでどういう風に分かることも大きな目的だ。それがどこまで価値があるのかないのか、成功しているのかどうか。

12月のミュンヘンでの「ジュディッタ」も挿入の是非や価値判断が出来るまでにはそれなりの時間が必要だった。勿論素朴に上手くいっているな、ちぐはぐだなと感じるかどうかが重要で、それらをひっくるめて音楽劇場公演として成功していたか否かが判断される。だから必ずしも知識や見識と音楽劇場体験の効用は比例しない。しかしこうやって文字化してなんだかんだと書く限りは、どうしても判断基準を明白にするためのお勉強は必要だと思う。感性は受け取る方の各々の相違でよく言われる好き嫌いの問題にしかならないからだ。

一方で五月、六月の公演の様相も明らかになって来て、発注申し込みの日程も明らかとなってきた。七月のザルツブルクは、既に各公演の初日はソルドアウトになっている。こちらは、返答が少し遅いようなので確定するまで待たなければいけない。本年はまだ海外からの注文にブレーキが掛かっているだろうからチャンスだとは思うのだが、さてどうなるか。

ミュンヘンの劇場では月末の新制作「ピーターグライムス」初日がバックステージの陽性で流れたようで、二回キャンセルで、3月6日が初日になるようだ。テスト無用の2Gの定員75%で催されるようなので、追加発売される。同時にストリーミング中継もその日に変更された。若干安い料金で入れるならお得なのかもしれない。

新たなパン屋でのプティング付きのブレッツェルを購入した。ここのコンディトライ部門なのかパン屋部門なのかどちらかよく分からない。マイスターはオーナーがコンディトライ、雇われがパンとややこしい。少なくともパンのマイスターの腕は悪くない。原料費もそれなりに使っている。問題はコンディトライ部門との分担のやり方だろうと思う。もう少しこましなケーキ類を作ってもいいと思うのだが、場所が場所だけに冴えない。前アメリカ大統領トラムプ家の在所である。アメリカに渡ろうが、そこにいようが垢抜けないものは垢抜けない。

使った足の調子は、就寝時に目が覚めるような痛みではなかったが、腫れ感はあった。しかし翌朝は腫れが弱まった。前日よりは良くなっている。そして漸く手で揉めるような状況になって来ていて、患部がはっきりするようになってきた。つまり腫れが引いてきたという事だ。但し一週間前に違和感を取るために走ったことを考えれば、その時よりは痛みがあって、到底走る気持ちにはならない。ここからどれぐらい痛みが早く取れるのか、どうか。



参照;
大統領選出後の喧騒 2016-11-11 | 歴史・時事
赤い国を生きた女性 2021-05-23 | 音
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卒無く間隙無しに

2022-02-04 | 料理
演出家マルターラーに関する記述をチェックする。故モルティエ博士の遺稿集にあった記載である。どうも多くは2001年並びに2006年の其々ザルツブルクとパリでの「フィガロの結婚」演出の事の様だ。詳しくはそのプロダクションを調べてみなければ分からない。
Danke. Murx den europaer!


独仏文化放送局での「ジュディッタ」TV放映が月末なのでそれまでオンデマンド期間が延ばされることになった。内容からしてその制作の価値からしても出来るだけ多くの人の目に触れるのがよいが、説明が難しく、独逸語の字幕ではその範囲が限られる。

当該書籍「情熱のドラマテュルギ-」には、これらの芝居出身の演出家が多いとある。マルタ―ラーの場合も同じ芝居の役者だけではなく舞台装置をも音楽劇場に転用しているぐらいだから、その傾向の強い演出家で、そもそもモルティエが呼んできたようだ。余談ながら同じベルリンの芝居の世界からフランク・カストロフも並列して記記されている。そのカストルフはペトレンコ指揮のバイロイト祝祭劇場での記念年の「指輪」演出で大変な話題になった。

もう一つ目についた情報は、現在ミュンヘンの音楽監督をしているユロウスキーがプロコフィエフの「戦争と平和」2006年パリ指揮だから、父親でなく本人で間違いないだろう。クレンツィスも出ていて、当然のことながらパリのヨルダンもある。しかし本文で扱われている名前索引がある指揮者は極限られる。結局ドルニーが今後ミュンヘンに呼びそうな面子はここからが多いのだろう。音楽監督が何をアドヴァイスするかだけであろうか。

木曜日は先日初日を迎えた「利口な女狐」の二日目公演の生中継がある。結局ストリーミングは無いようなのだが、よく分からない。放送を聴いて、あるなら観てみたい。もし映像がないとすれば七月が予定通り重要になる。フランクフルターアルゲマイネ新聞によるとどちらかというと「そつなく音楽をつけていた」という事で否定的ではなかったが、デビュー指揮者としては成功ではない。

新たな映像によると演出の舞台が手が込んでいて、こんな面倒そうなことはミュンヘンだから必要な人材もいてできると思った。バーデンバーデンなどでは苦しい。そういう意味からもオペラティックな舞台とは異なり音楽劇場が必ずしも贅沢なものが要求されないとすれば、やはりその方向に投資した方が芸術的価値のある舞台となる可能性が高まる。
OBSERVATIONS: DAS SCHLAUE FÜCHSLEIN - Behind the scenes


月曜日、火曜日と天候が安定せずに冷えたので頂上アタックは不可能だった。意気消沈した。また習慣の中で行けるかどうかも不安になる。しかし水曜日は陽射しがあって、動機づけが出来た。今迄で最も悪い時間帯で往復した。それでもいい運動にはなった。事後計測70.6㎏も悪くはない。今週はノルマを果たすのが難しいかと思ったのだが、これで金曜日ぐらいに時間が空けば短く走れる。30分ワークアウトと一時間では運動量だけでなく、必要な動機づけも大分違う。やはり早く終わるのはやり易い。それでも以前のように週三回は結構厳しい時もあった。

やはり汗を流した後のヴァイツェンビアーも食事もうまい。レヴァー団子があったので、ジャガイモサラダを付け合わせに、プフェルツァーピッツァとした。時々作るのだが、上手くとじる卵が焼くのが難しいのだが、今回は上手くいった。



参照:
ジュディッタ公演内容詳細 2022-01-28 | 音
伝播する分からぬ流行り 2021-12-24 | 文化一般
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もう一晩ぐっすりと

2022-01-23 | 料理
深い眠りを48分も貪った。計5時間13分の睡眠で、とても集中的な睡眠となった。久しぶりに運動をしたおかげである。ベットに入る時も寒くなかったので、掛け布団だけを余分に掛けて、暖房を完全に止めた。結果心拍数で49まで落ちていた。今迄の記録的な低さで60ぐらいでレム睡眠。

「イオランタ」のアーカイヴ化は間に合わないようだ。二週間後に期待する。あれだけソリスツがいて永久保存版にしようと思うと編集作業に手間取る。あの楽曲の重要な録音となると致し方がない。11月の「マゼッパ」でもよく似ていて、更に演奏時間は長かったが、完成度も高かった。バーデンバーデンで生で二回聴いて、ベルリンでの収録をハイレゾで聴いて、繰り返して聴けるのはその出来が隅々まで出来上がっているからである。よくライヴ実況録音などを繰り返し聴いていられないとされるのはその傷が耳にこびり付いて来るからである。それは何も音が間違っていからとかだけではないのだ。

その代わり、「マゼッパ」でマリアを歌ったペレティアトコが長めに切ってあげてくれていた。
Maria’s Aria and Duett from 1 act of Mazeppa by Tschaikowski ― 一幕のマリアと幼馴染

Mazeppa, Duetts from 2 Act, Peretyatko, Sulimsky, Volkova ― 二幕のマゼッパとマリアのデュオ

Madness Scene of Maria from “Mazeppa” by Tchaikovsky/Olga Peretyatko ― 三幕フィナーレの子守歌迄


ミュンヘンで購入したコーヒーもあと一二度で終わる。その間残りのプロドーモも片付けた。密閉袋を開けて最初の一二度を除くと、あとは空き缶で冷蔵庫に入れておくと二か月ぐらいはあまり酸化も進んでいないようで、品質低下はそれほど顕著ではなかった。概ね満足だ。大量消費商品でも可也の品質は大したものだと思う。

週始めに購入したチーズも大分無くなった。412グラムあったのであと100グラムぐらいか。安くて量を購入して、最後まで楽しめるほどのお得感はない。パンも同日の購入のものが日曜日まで食せる。同時に購入したマーモアークーヘンも全く固くなっていないのでアイスを乗せても食していない。やはり今のパン屋の製品は日持ちするのが嬉しい。

同じように1ユーロの完璧に綺麗なカリフラワーを冷蔵庫に入れておいたら汚くなっていた。掃除したので、ここで一挙に調理である。これも料理方法ではとても楽しめる食材になる。恐らく今回はベーコン炒めだろう。腹が膨れそうでいい。

久しぶりに走って戻ってから体重をはかると71.4キログラムとここ冬場の上限になっていた。運動不足の一方食もあまり進まなかったこと、同時に微熱、腰痛などがあったのでそれなりに消耗していたのかもしれない。

しかし夕刻になると急に眠たくなった。まだまだ病み上がりの感じで、もう一晩ぐっすり就寝したいと思う。それでも週明けから完全回復となるかどうかは疑問である。

月曜日には新たなコロナ規制が議論される。医療は現在問題がないので、規制強化とはならない。話題になっているのは、文化施設での陰性証明の有無である。五割未満の入場者に抗原検査などは役に立たない。しかしドイツはPCRの量の限度を迎えていて今後は特別な職業人にのみ提供する方針である。そもそもオミクロン無症状者に検査をしても始まらない。



参照:
腰の痛みも漸くとれた 2022-01-22 | 生活
熟れ過ぎないマイルド感 2022-01-19 | 料理

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大理石模様のケーキ

2022-01-20 | 料理
気分がよくなったので外出した。一寸だけでもオミクロン株を撒いて早期終結に貢献したかもしれない。昔から流行り病は人にうつすと治るは正しい。それだけ元気が出たということだ。しかし流石にまだ走るには腰がもう一つだった。短い距離でも走っておこうと思ったが霧雨があって止めた。

ブースターの接種率はドイツ全土で五割に満たない。48%だから月末までにも至らない可能性が強くなった。ある意味新保健相の敗北である。一方国民の半数がオミクロンに感染するとあるので、万が一必要になっても新製品を有志が接種すれば百パーセントに近いオミクロン免疫が完成する。

つまりオミクロンを抜けた時に考えるのは次の冬のデルタ変異株対策であり、接種有志は五割近くいる。それ以外の何割を説得するかだけだ。それでコロナ禍は終了するとされている。

NASを100GB程消去した。重なっているものや必要なくなったものを消した。やはり動画を消すと大きい。次の100GBは移動させるものとなるか。移動先の外付けHDDを整理するための重なっているファイルをブルーレイに焼いている。既に8枚焼いた。ざっと160GBぐらいになる。二枚壊したので、あと一枚となった。ペトレンコのオペラだけでもまだ数枚入る。しかし映像の大きなものはそれで多くが終わるので、あとはそれほどの要らない筈だ。先ず25枚入りのスピンドルを発注した。720GBとなるのでほぼ1TB程移動させれる。NASが再び2TB空くとまた二年ほどは何とかなると思う。25枚と5枚で25ユーロぐらいだった。先のブルーレイ焼き機が90ユーロだったので、115ユーロの投資で先二年のストレージ確保、ファイルのハード化、更にブルーレイ再生機能を手にしたのでまずまずではなかろうか。

パン屋に行って、そこで初めてマルモークーヘンを買った。在日本独大使館のSNSにプファルツの菓子と書いてあって初めて知った。あまりそう思っている人は地元にはいないと思う。その証拠に地元の言葉での呼び方を聞いたことがない。大抵のものは特別な呼び方をして喜ぶ土地柄なので不思議である。名の通り大理石の模様の様になっているからの命名だろう。

今のあパン屋では既に切ってある四分の一しか買えない。前のパン屋では量り売りしていたからに頻繁に買えた。5ユーロ20なので購入して食してみた。決して悪くはない。何日ぐらい変わりなく食せるかである。アイスクリームも購入したので、パサパサしてきたらそこにクリームを乗せる。

微熱が引いたようだから外出したのだが、椅子に座ってばかりだとやはり直腸が腫れてきた。これだから走るようにしたのを思い起こさせる。心臓に悪いとか言っても其の儘ならば腸捻転か何かで癌化でもして死んでしまうのである。定期的に走っているうちは問題がない。



参照:
愛と食と生と職の説法 2007-04-10 | 暦
ブルーレイROM三枚目 2022-01-09 | 文化一般
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熟れ過ぎないマイルド感

2022-01-19 | 料理
今日も快復とはならなかった。微熱感がある。やっぱりただの風邪ではないと気が付く。この程度の微熱なら吹っ飛んでしまうか、快復する。しかし既に10日以上は微熱がある。インフルエンザでこれほど軽いのはない。ぎっくり腰も治らない。どちらかがなくなったら走りに出かけようと思ったが無理だった。従来型コロナの場合はこういう節々の痛みはなかった。手足も冷えたりするのもその一つだろう。

のど飴で治ったりしていた喉の痛みも戻ってくる。道を歩いても同じような空咳を聞くようになった。息苦しさに通じる。ある意味軽度な状態では従来型よりも呼吸に影響を与えやすい。これで走る気はしない。従来型は発症翌朝胸がスカスカながら走れた。

ドイツのICUの使用数が減り続けていて、二月中旬には感染者数の頂点を迎えるというが、重篤化さえ避けられれば、集団免疫化へと手が届く。一方で医療関係者の九割超しか接種が終わっていない所での拒否者の病院退職が相次いでいる。このような状況で一般的な接種義務などはありえないだろう。

現在議論されているのは今年の末に予想される再燃であってそれを避けるためにはデルタ型の接種が必要になるということらしい。オミクロンを抜けた後での接種義務化である。

総合すると此の侭医療に大きな負担をかけずにオミクロンをやり過ごせば先ず一旦終了する。そのあとの終止を打つために接種をどこまですればよいかに尽きる。オミクロン用のワクチンは役立たずになる可能性が強い。

引き続きDCHのアーカイヴでハイレゾを流す。気になっていたのはこれまた世評の高いラフマニノフ交響曲二番である。これはTV中継以外観ていなかったが、なるほどハイレゾだと違う面もある。しかし4Kなので伝送が厳しい。生憎アンドロイドでは映像の質を落とせない。ケーブルにつなげて再生してみる必要があるかもしれない。しかし演奏自体はまだまだ弾き込みが足りないのが分かる。前半のチャイコフスキーの「ロミオとジュリエット」序曲と比較すれば一目瞭然だが、コロナ直前の交響的舞曲の素晴らしさに至らない。

ラフマニノフは、現在やっているチャイコフスキーのオペラに比較すれば容易にできた面もあるのだろう。今後他の曲なども含めて新たな名演も期待されるところである。柔軟性だけではチャイコフスキーで解決し得ない課題は中々克服が容易ではなかったと思う。ベルリナーフィルハーモニカーどころかそれをマスターした楽団は西欧には今までなかったのではなかろうか。なるほどロシアン楽派の弦が引っ張っている訳ではないが、表現幅がまたぐっと広がってくる。もう一人募集中のコンツェルトマイスターがどのような人になるかが楽しみである。

アーカイヴを観ているとアシスタントになっていた日本の女性指揮者が学生としてカメラで抜かれたりしていて面白い。

先週スーパーの安売りで購入したフォアールベルクのベルクケーゼを楽しんだ。5ユーロ以上買ったが、一週間楽しめた。油脂50%に近く、硬くともしっとり感があって、マイルドで文句のつけようがなかった。あの辺りの山谷の、国境を越えたアッペンツェーラなどの熟れ過ぎとは一味異なる、マイルドな感じそのものである。



参照:
夏の日差しを思いながら 2021-10-12 | 文化一般
この間の経過を追想 2022-01-18 | 生活
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オミクロンの格安感

2022-01-15 | 料理
やはりオミクロン感染の可能性が強い。頭痛とか微熱と息苦しさなどコロナでおなじみの症状と同時に軽さがある。なによりもおかしい思うのは坂を駆け上がるときの苦しさである。どこで感染したかは不明なのだが、それぐらい感染力があるのだろう。暫くは人に会う予定もないので全く問題がない。兎に角足に酸素も行かずに短い距離乍苦しかった。こういう時は歩いても坂を上るのはつらいだろうと思う。

帰って来てから起きていられなかったので、夕食前にひと眠りした。長い距離ならば分かるのだが、3キロで高度差も170メートルぐらいなのでやはり異常である。夕食も青椒肉絲をしっかり食した。その後にパン屋で初めて購入したシュヴァルツヴェルダートルテのロールというのを食して、紅茶も飲んだので利尿効果も十分だった。

しかしやはり一週間ほど続いた微熱と頭痛、喉の不調から胸への痛み、更に空咳と従来型では顕著に出なかったような症状が出ている。従来型が気持ち悪かったのはこうしたインフルエンザや風邪の症状とは全く異なる胸のスカスカ感とか短い高熱とかで異常な症状が次から次へと半年ほど繰り返し様々な症状が出たところである。それに比較すると明らかに風邪に近く急性で劇性な感じである。

それにしても今週からもしくは先週からを思い起こしても身近で話した回数と人数は数えるほどなので、やはりスーパーや商店等の空気にやられたのだろう。それも累計しても一時間超えるほどでそれほどの密室に入った覚えもない。マスクは横着して古いものを使っていたが、そもそもそれでどれほど避けられたものか。

その間に四回、計20キロ、高度差1000メートル以上は走っているので新陳代謝も取れていた筈だが、いつもになく寒く感じていたのは事実で結構苦しい思いをした。それだけでなくやはりお店などでも不調そうな顔をしていたのか、覗き込まれる感じが若干あった。しかし昨年の胸の穴が開いているような高度障害的な感じは全くしなかった。

今晩最終で抗原検査を受けて、土曜日にベルリン往復する計画も立てていたが、こういう事態も予想して断念していた。列車に揺られて熱を出して咳き込むと面倒なことになっていた。更にここで罹患証明を貰っても三か月も有効にならないかもしれない。

そこで、各紙の水曜日の批評に目を通して、先ずは「イオランタ」全曲のピアノ譜をダウンロードする。ラディオでの批評の対象になっていたバーデンバーデンでの2009年9月のマリンスキー劇場引っ越しネトレブコ主演公演でのヴィデオがあったのでこれを流そう。そして土曜日の生中継に備える。
OPERA Иоланта / Iolanta (Tchaikovsky) ANNA NETREBKO - SERGEI ALEKSASHKIN (Teatro Mariinski 2009)


復活祭の為に準備するつもりでいたが予定が早まった。更に3月のシュトッツガルトでの再演「ボリス」の予約が締め切りになって、配券されるとなるとこれもお勉強しなければいけなくなる。そして「スペードの女王」だ。

ケーキは今時珍しいぐらい甘味とシュナップスを利かせていた。悪くはないのだが、やはり中途半端に田舎のコンディトライ感があって、パン屋のそれとは違うと感じる。馬鹿に量感があって割安には違いないと思うが。



参照:
輝かしい満天の星 2022-01-14 | マスメディア批評
要らないと思っていた 2020-09-12 | 雑感
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とても贅沢なお話し

2022-01-06 | 料理
暮に購入したブルーレイ焼き機で焼いた。一枚目は問題なく焼けた。二枚目は容量オーヴァーでやり直すと不都合が出た。CD-、DVD-ROMと同じである。矢張り25GBからあるので、ヴィデオファイルを焼くには都合がよい。

付けて購入したブルーレイスピンドルは十枚組で9ユーロしなかったので、一枚の損失は許容内である。ヴェルバティウムの機材に資材を使うのであるから問題なく焼けて当然である。当初は音の小さなLG日立の製品購入のつもりだったが、逃した隙に価格も上がったので、より評判のいいこれにした。

既に言及したようにブルーレイ視聴には無料のコピーコード解読付きソフトが必要になるが、一度読み込んでしまうとそれ程盤が回る必要はなくなり、静粛である。どうしても必要ならばコピーしてしまえばよい。

よって当初の最低の購入目的は何ら問題なく達成となった。価格の90ユーロをどう見るかだけである。年末調整での購入でないと中々思いきれなかったかもしれないので、先ずは満足である。次には250GBまでの場所をストレージから消していく。更に空いた場所にNASからあまり必要のない資料の映像などをそこに移しておけば、それに相当するだけの場所がNASに空くことになる。

年明けは、2キロの農民パンを半分に切って貰った。更に一枚づつにカットして貰った。若いパン屋の売り子が結構時間を掛けていた。一つには重く大きい。長いところで40CM以上あった。通常は四分の一で買うのだが、今迄試したことがないこの店の農民パンは興味があった。ケーキでもなんでも湿り具合の多いパン屋で湿り気が特徴的なこれはどうなるか。結果は以外にしっとり感がなくてかといってがさがさ感も無かった。量が多いので、週末までおいしく食せたら合格である。

その分たっぷりとバターを塗って、バヴァリアンブルーというバイエルンの青かびチーズを塗って、その上に安売りで購入した胡桃を乗せる。なんと贅沢な農民朝食だろうか。胡桃などは自分で購入しない限りちっとも有り難くないのだが、そのヴィタミンとか栄養素を知るととても贅沢品と感じるようになった。

本当はクリスマス年末にでもシャムパーニュでも手元にあればと思っていたが、結局果実酒としては品質の低いものにワイン以上に投資する気持ちが失せてしまった。これと農民朝食とどちらが贅沢かと考えると明らかに朝食に軍配を上げたい。前頭筆頭である。

ブルーレイアーカイヴ化の次は残った「タンホイザー」ヴィデオから「パルジファル」などである。初日とストリーミングの二種類があって、これも初日に出かけていた。整理をすると爺さん婆さんが写真を整理をしながら、あれだこうだと語るような塩梅になる。そして大掃除の様に古新聞に目が行くような感じになって中々作業が捗らない。但しアナログ作業とは異なってマルティタスクで動かしておけるのもデジタルのよさ。

ああそういえば、カウフマンが出るので、初売りの日に雪の中を並んで買いに行ったのだった。大変ご苦労様だった。それで初日しか残っていなかったのだ。



参照:
胡桃入りパンの満足感 2021-12-09 | 料理
気に入るということは 2011-12-21 | 料理
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