猪の里では、猪を食さなかったが、フランス人の店でフラムクーヘンを食した。皮が薄く、チーズの旨味が利いている、オリジナルのトッピングであったがなかなか良い食事であった。
食前に試したライメンのリースリングは、土と言うか泥の味とかに樽の腐ったような味のリースリングであった。2004年産のものであったが、これはリースリングかと思わずお運びに聞き返した。それほど酷いもので、ヴュルテンブルクのハイルブロン周辺の悪いものと変わらない。土壌が良く似ている。ライメンには有名なシュペートブルグンダーの作り手があるが、ライメンの土壌の本質は変わらないであろう。
ここではドイツのリースリングは如何にも素晴らしいようなことを語っているが、どうしようもないものも多々あるのである。そのような地域の醸造家は隙間を狙ってトロリンガーなどの赤ワインやその他の品種を栽培している。要するに、醸造家が幾ら努力しようが、逆立ちしようが悪い土壌でリースリングやシュペートブルグンダーを作っても無駄なのである。だから無理をしてラジエター用冷却水の不凍液を入れて偽物の甘口貴腐ワインを醸造して大スキャンダルを起したのも、そこまで割り切れていなかった中途半端な生産地のワイン農家の仕業であったことを忘れてはならない。
そうしてドイツのワインを比較対象に下げて置いて、フランスワインを出すのが、この昔は風呂場であった地下を使う上のホテルレストランのシェフの遣り口だ。流石に最も安い南仏のカントリーワインが予想通り食事を流す感覚で素晴らしかった。
ライメンのリースリングで悪酔い仕掛けるところを強いアルコールで五臓六腑を消毒してくれたこうしたワインに感謝したい。ほろ酔い加減で食後にはフランス製の甘みのある林檎ワインを飲んで、昼間の紅葉した林の風情を肴に食事を満喫した。
食前に試したライメンのリースリングは、土と言うか泥の味とかに樽の腐ったような味のリースリングであった。2004年産のものであったが、これはリースリングかと思わずお運びに聞き返した。それほど酷いもので、ヴュルテンブルクのハイルブロン周辺の悪いものと変わらない。土壌が良く似ている。ライメンには有名なシュペートブルグンダーの作り手があるが、ライメンの土壌の本質は変わらないであろう。
ここではドイツのリースリングは如何にも素晴らしいようなことを語っているが、どうしようもないものも多々あるのである。そのような地域の醸造家は隙間を狙ってトロリンガーなどの赤ワインやその他の品種を栽培している。要するに、醸造家が幾ら努力しようが、逆立ちしようが悪い土壌でリースリングやシュペートブルグンダーを作っても無駄なのである。だから無理をしてラジエター用冷却水の不凍液を入れて偽物の甘口貴腐ワインを醸造して大スキャンダルを起したのも、そこまで割り切れていなかった中途半端な生産地のワイン農家の仕業であったことを忘れてはならない。
そうしてドイツのワインを比較対象に下げて置いて、フランスワインを出すのが、この昔は風呂場であった地下を使う上のホテルレストランのシェフの遣り口だ。流石に最も安い南仏のカントリーワインが予想通り食事を流す感覚で素晴らしかった。
ライメンのリースリングで悪酔い仕掛けるところを強いアルコールで五臓六腑を消毒してくれたこうしたワインに感謝したい。ほろ酔い加減で食後にはフランス製の甘みのある林檎ワインを飲んで、昼間の紅葉した林の風情を肴に食事を満喫した。